暑さ寒さも彼岸まで。一雨一度。10月に入り日中もしっかり長袖じゃないと肌寒くなり朝晩はさらに冷え込む日が増えました。年々短くなるといわれている〝快適な秋の陽気〝をしっかり満喫したいと思います。
そんな貴重な秋の1日、当山西生寺にお祀りされている日本最古の即身仏「弘智法印即身仏」さまを偲ぶ『弘智講』が今年も檀家の皆さまが集まり10月4日(日)に開催されました。


地元の村の方から県外の方まで昔から多くの信者さんがおられる御霊験あらたかな弘智法印即身仏さま。即身仏になるための3000日の厳しい修行を終えて「御入定」されたのが今から663年前の1363年10月2日、つまり弘智さまの祥月命日は10月2日なんです。
以来、毎年10月初めに檀信徒が集まって弘智さまを偲ぶ『弘智講』が開催されてきました。
今年の『弘智講』は以下のスケジュールです。
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2026『弘智講』
10:00~10:30 受付(庫裡)
10:30~11:10 法話、読経(客殿)
11:10~11:30 弘智法印即身仏御開帳・参拝
11:30~ お札・供物等受領、解散
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【会場の客殿】
(客殿の主。愛染明王さま)

(愛染明王さまの前に弘智さまの祭壇)

(弘智さまのお姿と辞世の句。赤い御札は弘智講の時だけに授与される御札です)

(受付開始を前に打ち合わせをする住職と総代さんや役員の皆さん)
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ではさっそく今年の『弘智講』の様子をお伝えします。
庫裡『受付』スタート

檀家の皆さんが揃ったところで今井檀家総代さんより『ご挨拶』。

続いて
全員で『智山勤行式』をお唱えしました。


『法要』




住職の『法話』



客殿での法要が終わり全員外に出て『弘智堂』へ移動します。

「結界門」横の石段を登り…


弘智さまのご修行のお姿、大きな『弘智法印立像』の前を通りさらに石段を登ります…

東北から九州まで全国を回り仏教伝導の旅を続けていた弘智さまは健脚の持ち主だったといわれています。

さらにさらに石段を登り…



『弘智堂』到着!

「弘智堂」では弘智法印即身仏さまの御開帳の前に住職によるお堂内の説明タイム。
およそ250年前の弘智堂建立当時のままの色が鮮やかに残っている『天井画』

中でも有名なのが『八方にらみの猫』です。

どの位置から見ても目を見開いてこっちを見ている猫。ねずみや魔除けの意味があり即身仏を護っているといわれています。
欄間の『天女の彫刻』

笛や鳴り物で雅な音楽を奏でながら〝極楽浄土への旅路のお迎え〝に来た天女たちの様子です。
そしていよいよ
『弘智法印即身仏さま御開帳』


願い事や感謝の気持ちで手を合わせた弘智さまとのご対面も終わり、
最後は弘智堂を出て一段下エリアにある『阿弥陀堂』もお参りしました。

(この石段を下ると阿弥陀堂です)

秘仏である御本尊阿弥陀如来さまがお祀りされている『阿弥陀堂(本堂)』
6年前に御開帳した時の大きな塔婆がそのまま残っています。次の阿弥陀さま御開帳は6年後の2032年です。

以上で『弘智講のスケジュール』は全て終わり。
庫裡に戻ってお供物や御札を受け取って皆さまお帰りになりました。

帰り際、檀家さん女子の皆さんに
「いっつも可愛い♡と思っていたのですが、この客殿のハートマーク♡は何ですか?」
との質問が。


「これはハートマークではなくて〝猪目模様(いのめもよう)〝といって〝イノシシ🐗の目〝をかたどったもので昔から寺社仏閣で使われてきた魔除けや火除けの模様なんですよ~」
「へえーそうだったんですねー!全く知らなかった!ハートだとずっと思ってた~~」
「でも良縁の愛染明王さまのお堂なので現代ではハート型という解釈もありじゃないですかねー♡」
みたいな会話でキャッキャ盛り上がりました。
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弘智講が終わった後に引き続き簡単な「役員会」があり、それも終わって檀家総代さんや役員さんたちもお帰りになりました。おつかれさまでした。


ということで、今年も無事『弘智講』が終わりました。そしておかげさまで西生寺の年中行事もこれですべて滞りなく終了いたしました。檀家の皆さまありがとうございました。

