今年は8月12日(土)から本格的にお盆のお墓参りが始まった西生寺です。
(1滴も雨が降らないで25日目。空の青さが目に沁みた8月15日の永代供養墓「天翔園」)
お盆期間中も連日の炎天下とhottest級の猛暑に見舞われる中、
(普通に猛暑、地獄の猛暑、ガチに39.5℃、乾いた熱風、もうどうでもよい酷暑)
今年も早朝から夕方までお墓参りや水子さま参りの車がひっきりなしに訪れて、
境内はお線香の香りに包まれ多くの方で賑わいました。
きっと里帰りをされたご先祖さまたちもこの暑さには驚いたことでしょう。
今年のお盆をひと言で言い表すと
「未だかつてない尋常じゃない暑さだったお盆」!!
エアコンの効いた安全な受付寺務所で一緒に過ごすため、11歳の飼い猫タビーも
焼け付いたアスファルトの広い駐車場を渡るのはキケンなので毎日バスケット出勤しました。
重たいバスケットを飼い主が手がちぎれるような思いをしてやっとこ寺務所に運び猛暑をしのぎました。
(バスケット好きなので一旦入るとなかなか出てこない)
(保護されていた新発田の保健所へ譲り受けに行った時に
買った思い出のバスケット。とっても居心地が良いらしい)
ではさっそく、暑いのでぱぱぱっと軽めに今年の西生寺のお盆の様子をお伝えしたいと思います。
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8月13日のお盆を迎えるための一番最初の仕事は「盆花作り」です。
今年もお墓にお供えする用、諸堂の仏さま用、位牌壇用などなど合計で100束近く作りました。
(村の商店よりオミナエシや薩摩菊など大量の花を届けてもらい1つ1つ束ねて花束を作っていく)
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盆花作りが終わるとお次は、
里帰りをしたご先祖さまの居場所となる大切な「精霊棚作り」です。
今年も陽気な感じを大切にして‶ごちゃ混ぜ風‶が私らしい「精霊棚」が出来上がりました~。
(精霊棚2023。里帰りをされた皆さまにはとにかく楽しく賑やかに過ごして欲しいっ)
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さらに12日の夕方は住職と一緒に、
境内や裏山エリアにある「西生寺縁のお墓や野仏さま」に盆花をお供えして回りました。
(歴代の西生寺住職のお墓)
(かつて西生寺の弟子だった僧侶の皆さんのお墓)
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そしていよいよお盆が始まりました。
特に「迎え盆」13日はお墓そうじや線香や盆花を持ってお参りをする家族連れなど、
お盆中一番の人出でした。
(早朝の静かな永代供養墓「天翔園」)
(天翔園から村の田んぼと日本海をのぞむ。いつの間にか稲もだいぶ黄色くなってきた。8/15撮影)
(私の祖父と祖母が眠る実家のお墓にも花をお供え)
(合葬墓の阿弥陀如来さまを囲む「十三仏さま」)
早朝「棚経」に出かける前に、住職は天翔園でお盆のお経をあげました。
そして「童水子地蔵さま」も今年もたくさんのお供えの花で溢れました。
(次から次へとお参りの方が訪れ、お線香やロウソクもバケツに山盛りに)
(残念ながら手向けたお花は炎天下の猛暑の影響で例年よりしおれるのが早い~~)
ということで「送り盆」の16日朝、
「精霊棚」に最後のお供えをしたあと正午をもって
ご先祖さまはたくさんのお土産を持ってお浄土への帰路につき今年のお盆も終わりました。
灼熱地獄の暑さの中、
ご先祖さまや水子の御精霊さまに会いにご参拝いただいた皆さま本当にご苦労さまでした。
(墓経&棚経と1年で一番ハードな期間となる寺院のお盆は
後日、お墓に供えられた大量の花束の処分でようやく終わります)