12月2日についに初雪が降った師走の西生寺。今ごろの慣れない寒さと陰気臭ささが一番キツイです。
冬囲いも終わり冬型の悪天候が始まる前に今年最後の境内整備として
天気の日を選び、高台にある永代供養墓「天翔園」の枯れた松10本の伐採を行いました。
今回仕事を請け負って作業をしてくださったのは樹木医さん。
樹木の治療の他にも庭園造形や剪定、枯れた樹木の伐採までなんでもこなす方です。
「樹木医さんってどんな方なのだろう?」と思っていたところ
初めて現場を見に来た時に真っ黒に日に焼けてフットワークが軽そうでタダ者じゃないと思った方です。
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伐採が始まった日。さっそく軽い気持ちでチェンソーが響く現場(天翔園)に見学へ。
「樹木医さんはどこかしら?ああ?うわあああ…」
そこには私の予想を超えたスゴイ光景が!!!
枯れた松に命綱をしてスルスルと登り、器用に枝を伐採していく樹木医さんの小さなシルエット!!
スカスカの木に命綱1本で自分の生死をゆだねてしまうその勇気たるや…
万が一自分の体重でポキッと枝が折れたらとんでもない事になっちゃうよーーー
しかも作業している場所がそもそも高所(弥彦山中腹)で山の崖の斜面、
海に向かってせり出した松から見える景色はひたすら日本海なんです!!
これを「絶景」というのか、足がすくむ「恐怖のシュチュエーション」というのか…
(私は後者。時々夢に出てくるヤツよ…)
合祀墓の石像の阿弥陀如来さまもハラハラドキドキしながら見守っておられます(たぶん)。
「色々な所で仕事をさせてもらってますけどここまでの絶景はないですねー」
「厚着してるんですけど、標高あるから海からの気流が冷たくて冷たくて~」
と爽やかな笑顔の樹木医さん。
気流って…トンビじゃあるまいし…
世の中、凄い方がたくさんいらっしゃいます。
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さて話は変わり、今年も早いもので
12月5日(月)~3月末まで「即身仏拝観」は‶冬期の休観‶に入りました。
それに伴い「受付寺務所」も「宝物堂」も春までCLOSEDいたします。
拝観最後の日(12月4日)のお客さまは、越後交通の観光バスでお越しになった団体16名さまでした。
受付寺務所を閉めてからは、新年を迎えるためのお寺の準備が本格的に始まります。
が、その前に、半年ぶりに船橋の実家に里帰りをしてきま~す。
ホームに入居している父に会うのは1年ぶり。
1年8カ月前に入居してからずーーーっとコロナ禍なのでまだ1度も父の部屋に入ったことがありません。
(ここの長老さまや園子ママの時はいつでも自由に施設やお部屋に出入りできたのに~)
会えても玄関でのマスク対面が精いっぱい、
早く予約なしで気軽に訪問ができて普通に父の部屋に入って洋服ダンスの整理がしたいっ。
ということでちょっくら実家に行ってきます。