西生寺 おてら通信

◆即身仏霊場西生寺 おてら通信◆

このホームページを制作管理しておりますわたくし、住職の妻によって発信されるページです。西生寺からのお知らせや、お寺での暮らしの中で感じた事、お寺とは全く関係のない話など、肩の凝らない内容を毎回少しづつ、気ままに更新していく予定です。


2019/04/22(月)
★西生寺「通夜」「葬儀」のご案内

















長老のお父さん(阿刀隆信)が4月22日午前3時30分に施設の自室で静かに息を引き取りました(享年90歳)。

「通夜」と「葬儀」のご案内をさせていただきます。
通夜&葬儀とも自坊の西生寺で執り行います。
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≪通夜≫
【日時】:4月25日(木)午後7時より
【会場】:西生寺
【受付】:庫裡
※午後6時30分に村内のバス停より山長料理店のマイクロバスが送迎いたします。

≪葬儀≫
【日時】:4月26日(金)午前10時30分より
【会場】:西生寺
【受付】:庫裡

≪「即身仏拝観」について≫
4月28日まで「即身仏拝観」と「宝物堂見学」は犁抓朖爐箸気擦討い燭世ます。大変申し訳ありませんが、どうぞよろしくおねがいいたします。
4月29日より、即身仏の拝観は通常どおり行います。
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3月末より口から物が食べられなくなったお父さん。
10日前に園子ママの3回忌が済み、「もういいだろう」と最愛の妻である園子ママのもとへ旅立ったのだと思います。園子ママの命日が4月11日、お父さんが4月22日、本当に最後まで仲の良いオシドリ夫婦でした。

お父さんはがんばったと思います。
お父さんと私はめっちゃ気の合うとっても仲のよい姑と嫁でした。
毎日が法話みたいな日々を過ごし、本当にいろいろな事をお父さんから学びました。
お父さんありがとうございました。どうかやすらかにお眠りください。




●画像左…若きし頃のお父さんの肖像画(1987年)
25日から中津川での個展を控えている住職の姉のだんなさま「水上貴博(TAKA)」の作品です。約40年前のお父さんの姿です。フランスの水上夫婦もたまたま、園子ママの三回忌、そして中津川での個展のため来日をしている最中でした。園子ママの時も大阪の個展で来日中だったし、本当にふたりしてよくしたものです。びっくり!

●画像右…70代後半の長老さま
大僧正だった長老さまのちょっとかっこいい写真です。


2019/04/21(日)
★中津川市「水上貴博作品展」のご案内(4/25〜29)













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『水上貴博作品展』−あっという間に39年− (入場無料)

【会場】:岐阜県中津川市 にぎわいプラザ5階「コミュニティホール」
 ※JR中津川駅となり、専用駐車場完備(無料)電話:0573−66−3940
【開催日時】
:4月25日(木)13:00〜20:30
:4月26日(金)〜28日(日)9:30〜20:30
:4月29日(月)9:30〜15:30

【ギャラリートーク】(同会場)(入場無料)
:4月26日(金)18:30〜20:30水上貴博「フランス生活・アーチストの風景」
:〃 27日(土)18:30〜20:30水上敬子(妻)「フランス生活・主婦の風景」
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【水上貴博略歴】
1941年 中津川市に生まれる
1965年 武蔵野美術大学 首席卒業
1980年 渡仏
1981年〜現在まで
      個展、招待展、グループ展、サロン展受賞歴多数

【取扱いギャラリー】ギャラリー・デー・バイ・アート(パリ)
          ギャラリー・パトリック・バルトリー
【水上貴博HP】https://www.taka-la.com
【メール】taka22mizukami@gmail.com
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フランス在住の姉(住職の姉、敬子さん62歳)のだんなさまで画家の貴博さん(77歳)の個展が、ふるさとの岐阜県中津川市で6年ぶりに開催されます。

「創作活動に専念したいから」と、しがらみだらけの日本を飛び出し芸術の国フランスへ渡って早39年だそうです。

渡仏後まもなく、パリの「フランス語学校」で15歳年下の敬子さんと知り合い結婚。
(住職の夫の記憶では、日本に帰国した敬子さん宛てに、貴博さんからエアメールが頻繁に届いていたそうです。ラブレターですね)

以来、妻の敬子さんが作品の管理、宣伝活動、画廊との交渉など爛泪優献瓮鵐箸料瓦騰爐鮗け持ち夫の創作活動を支えるというスタイルでこれまでやってきました。いわゆる夫婦二人三脚ってやつです。

フランスに渡ったばかりのころは、無名の日本人アーティストだった貴博さんですが、精力的に創作活動を続け、フランス芸術界で少しずつ「TAKA」の作品は認められるようになりました。

TAKAの絵画を常設展示する画廊もできて、フランス国内のほかニューヨーク、日本で出展や個展を開催、作品を買い足してくれる爍圍腺烹舛離侫.鶚爐發任ました。

しかし順風満帆で現在に至るというわけでは決してなく、敬子さんが貴博さんと結婚した当時の「ビンボー話」は今でも敬子さんの語り草となっています。

・マルシェで売っている1キロ200円のオレンジが買えない
・食事のテーブルが買えず、木箱をひっくり返したヤツの上でご飯を食べていた
・森で大量の犹該抬爐鮓つけ(フランス人は見向きもしない)それで食費を浮かせた

などなど。

画家業は、景気や国内外の情勢により収入が大きく左右される職業なので大変です。

良い時も悪い時も、絵が売れても売れなくても、家計をやりくりし、夫に気持ちよく創作活動をしてもらう環境をととのえ、ふたりの子供を育て、大食漢の家族の胃袋を支えてきた妻の敬子さんの根性とたくましさは見上げるものがあると私は思っています。

たまに国際電話で敬子さんと話すのですが、敬子さんはいつも開口一番に「あら、直ちゃん元気?こっちはいろいろと大変なのよー。ほんとに困ったわよ。あははは」と明るく言うのが口ぐせです。

貴博さんとは西生寺滞在中に、日本酒を酌み交わして、ふだんは聞けないような海外に暮らしている人ならではのさまざまなジャンルの話を聞くのが楽しみです。

(たとえば「マクロン大統領は25歳年上の奥さんに完全に尻に敷かれていて、奥さんの意見で言う事やる事がコロコロと変わるんだよ」とか)

それと社会人になりそれぞれの道をたくましく進む、立派に成長したふたりの息子(28歳、27歳)の話を猊秧討隆薛爐任Δ譴靴修Δ砲靴討れます。(私たち夫婦にとってはかわいい甥っ子たちです)

以上、平成最後に故郷の中津川で開催される貴博さんの作品展のご案内でした。
皆さまぜひ会場に足をお運びください。明るく社交的な姉夫婦がお待ちしております。



●画像左…作品「Ferme(農屋)」
今回の個展は、パリの遠望、風景(モノクロ、カラー)、宿り木など新作30点に加え、これまでの数々の代表作(裸婦、フクロウ他)を一同に会しました。

●画像右…水上貴博(TAKA)
≪本人コメント≫
6年ぶりの故郷中津川市での個展になります。フランスに渡ってから早39年。
人生は短し芸術は長しの思いです。
これまでの歩みの一端をご高覧いただければ幸いです。


2019/04/13(土)
★「智園法尼第3回忌法要」














「宝物堂」前の桜が満開の見頃を迎えた4月11日(木)、85歳の生涯を閉じた園子ママ(智園法尼)の「3回忌法要」が当山西生寺で営まれました。フランスより姉夫婦、群馬より妹夫婦も集合して合計17人の親族が集まり、6人の僧侶による法要でした。

なじみの組寺のお坊さん方による厳かな読経が心に沁みました。とくにお導師さまと狎写澄覆靴腓Δ澆腓Α豊爐箸いδ祺擦捻瓦Δ茲Δ望Г┐襪経がとっても良かったです。

(この狎写性爐蓮崙本の音楽の原点なんだよ」と今、横で住職がつぶやきました。へえ)

極楽浄土にいる園子ママもきっと喜んでくれたことと思います。

というわけで、準備期間を経て当日を迎えつつがなく無事に法要は終わり、住職とほっとしているところです。

ところで園子ママが亡くなったのは、2年前の2017年(平成29年)4月11日です。

2年しか経っていないのに「なぜ三回忌法要をするのだろう?」とふと疑問に思い、「寺庭婦人がいまさらそんな事も知らずに何しているんだ」と住職の夫に叱られるのを承知の上で聞いてみることにしました。

元気なころの長老のお父さんは「そんな事も知らないのか。はずかしいヤツだ」みたいな事を片っぱしから質問する私にいつもやさしくこう言ってくれたものです。

「訊くは一時の恥、知らぬは一生の恥。それでいいんだよ」

ね!お父さん。で、住職はあきれた顔をしつつも、

「亡くなった爐修瞭爐鬘渦鶸とするから2年目でも3回忌なんだよ」

と教えてくれました。ついでに夫は

「一年が過ぎた法要だから一周忌。2年目で行う3回忌は3周忌とはいわないでしょ」

とも教えてくれました。なーるほど。

園子ママの葬儀、四十九日法要、一周忌法要、三回忌法要とこの2年間でたてつづけに続いたお母さんの法要も、次は4年後の「7回忌法要」となり、ちょっとだっくらな感じです。



●画像左…客殿に設けられた「位牌壇」
あいかわらず園子ママの「BIG位牌」はお仏壇に入らないので、お仏壇前の小机の上に置いてお花やお供え物をしています。やはりお仏壇に入る「ミニ位牌」を作ったほうがいいのかしら…。お母さんどう思いますか?

●画像右…法要の後の「お斎(昼食)」の様子
牾篷N鼠店で和食爐お決まりの「法事のお斎」ですが、親族はお寺ばかりなので(曹洞宗が多い)今回はガラリと趣向を変えて、村にあるいきつけのお店「バナナウィンズ」(地中海風海鮮レストラン)を貸し切って食事を楽しみました。
カフェ風ドリンクメニューも豊富なレストランなので、飲酒しない若い副住職さまが猖楼瓩里坊さんスタイル爐妊リームや砕いたクッキーのたっぷり乗ったアイスドリンクをおいしそうに飲む姿が新鮮すぎました(笑)。


2019/04/02(火)
★4月&10連休「即身仏拝観」のご案内














厳しい冬を乗り越えて待ちに待った春の到来です。境内の樹木を囲っていた「冬囲い」も外され、野鳥のさえずり、うぐいすのぎこちないホーホケキョ♪ 満開の梅、足元にはさまざまな野草が花盛りをむかえている西生寺です。

雪国ニイガタに暮らしてから、春夏秋冬の四季のなかでも狃姚爐一番好きになりました。特別な事は何もないのに狃姚爐箸いΔ世韻膿瓦うきうきとします。

そして4月は新年度のはじまりです。新生活をスタートさせる人々に便乗して、私もフレッシュな気持ちで万年変わらぬ「受付寺務所」の仕事や、早くも始まった「草取り」(越冬していたヤツ!)をがんばりたいと思います。

そして今年の4月といえばやはり「平成最後の1ヶ月」ということでしょう。

メディアでは平成にちなんだ特集が目白押しです。新元号も発表されて爐祝いイベント爐箸靴討泙垢泙浩垢蠑紊り牴元便乗商法爐呂箸匹泙襪箸海蹐鮹里蠅泙擦鵝

それにしても、天皇陛下がご存命中に退位して皇太子さまが新天皇に即位する今回の「代替わり」は、おめでたいムード一色で明るくて良いです。昭和天皇の崩御で昭和が終わり、深い悲しみのうちに「平成元年」が始まったあの時とは狎い涼罎龍気爐まったく違います。

昭和64年(1989年)1月7日から平成元年1月8日を迎えたあの頃、私は春に卒業を控えた高校3年生でした。

当時は、新元号や新天皇誕生に関心が100%集まるというより、昭和天皇が崩御された衝撃の方が大きく、CM・イベントなどの自粛や半旗を揚げたりして犢颪犬紊Δ喪に服していたようなイメージ爐記憶として残っています。

あれから30年。いつのまになじんでいた猜神爐箸いΩ宜罎僚わりと新しい時代の始まりに向けて、カウントダウンしながら過ごすという経験したことのない日々を、新しい天皇陛下が誕生する爐めでたい歴史的な瞬間爐卜ち会えることを、自分なりに楽しみたいと思います。

ちなみに今月末からの「10連休」に対しては「参拝者が激増する忙しい日々が10日間も続いて、夫婦ふたりきりで乗り切っていけるのだろうか」という恐怖心しかありません(笑)。(私の周りでは「10日間は長すぎる」「迷惑」といった批判的な声の方が多いです)



それでは、法事や法要出席で住職が不在となるため『 即身仏拝観が出来ない日時』をお知らせしたいと思います。

今月は寺役が多くて拝観ができない日も多く申し訳ありません。5月1日(水)〜6日(月)までの連休は、法要や法事もなく「即身仏の拝観」は終日可能です。


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≪住職不在のため、4月の「即身仏拝観」が出来ない日時≫


◆4月19日(金):午後2時半まで休観。「葬儀」のため。
◆4月21日(日):午前10時半まで拝観可。以降休観。「常例法要」出席のため。
◆4月22日(月):午後より休観。「真言宗新潟第一教区総会」出席のため。
◆4月24日(水):午後1時より休観。「月経」で檀家さんの家を回るため。

≪10連休中の拝観が出来ない日時≫
◆4月27日(土):午後より休観。寺泊仏教連合会「花まつり」出席のため。
◆4月28日(日):定休日。新潟「弘願寺」護摩供法要のため。
◆4月30日(火):即身仏拝観は午後3時まで。「月経」のため。
※5月1日(水)〜6日(月)は、寺役はなく「即身仏の拝観」は終日可能です。

≪即身仏拝観≫
【拝観受付時間】:午前9時半〜午後3時半最終受付
【受付場所】:駐車場「受付寺務所」でお申込みください
【拝観料】:大人(高校生以上)500円、小人(小中学生)300円

≪御朱印≫
住職不在時の「御朱印」は受付寺務所にて狃颪い浸罩爐箸覆蠅泙后

※「受付寺務所」、見学無料の「宝物堂」は通常通り開いています。
※境内は自由に参拝できます(こちらも無料です)。
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ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。



●画像左…境内の斜面に咲くカタクリ
●画像右…客殿の正面に咲く梅花

万葉集「梅の花のうた32首」序文より新元号が「令和」に決定しました。ここ最近の寒の戻りと悪天候でニイガタの桜の開花はもうすこしお預け、かわりに境内の梅の花の満開の見頃が続いています。
桜ほどの派手さはなく地味な印象がある梅花ですが狄係宜罎罎りの花爐箸靴董△海譴泙任醗磴辰慎せちで客殿前の梅の木を鑑賞すると「渋い枝ぶり。なかなかの奥ゆかしさ。凛とした孤高の美しさ。いつまでも咲き続ける力強さ。やっぱり梅ですね」という気がしてきました(笑)。


2019/03/20(水)
★「ひとり旅inタイランド2019」−旅報告−














みなさんお久しぶりです。日中の気温30度越え、雨が降らない犂サ┃狄燭胆垢蠅両鏖討旅颯織い如孱吋月のひとり旅」を終え、無事、元気に西生寺に戻って参りました。

1ヶ月ぶりに日本に戻ってきて、何がうれしいって「気温が真冬の寒さじゃない!」というこのひと言に尽きます。3月といえども朝は2、3度と寒い日々ですが、それでも氷点下の寒さとは大違いです。余裕です。今季も苦手な冬を乗り越えたと思うだけで気持ちが軽くなります。


それではさっそく旅報告をしたいと思います。

去年のひとり旅が、若い頃のバックパッカーの癖が抜けず?いつまでも若い気分のままあっちこっちとがんばりすぎちゃって体が悲鳴をあげる寸前くらい爛蓮璽畢爐世辰浸を反省して、

今回の旅は長距離移動をひかえ、かつて「ラーンナー王国」だった北部タイを中心に爐劼箸弔猟に4泊ずつ滞在する爐箸いζ程に余裕を持たせたおかげで、本当にのんびりとだっくらできた旅でした。

「48歳という今の自分のペースに合った旅とはこういうことか」

というのを実感した旅でした。

移動日以外の毎日は、地元の人と一緒に早朝ジョギング、活気に満ちた市場散策、心やすらぐお寺参り、暑さがやわらぐ夕方には町なかや市民が集う公園をお散歩、ナイトマーケット、夜や空いた時間に、もしくは一日中部屋にこもって好きなだけ読書をして過ごしました。

毎日の食事はもちろん本場のタイ料理。

特に日本ではなかなか食べられない北部の郷土料理は絶品です(みなさんが想像するタイ料理とは全くの別物)。ハーブをたくさん用いた惣菜やゲーン(カレーやスープ)、バナナの葉で包んだ発酵食品や蒸し物、揚げ物、炭火焼の肉、川魚料理の数々はビールやもち米との相性がばっちりで食べ飽きることはありませんでした。

滞在中は、日本の事は極力考えないことに決め、しがらみやストレスから解放され、大好きなタイで思いっきりリフレッシュをしてきました。

毎年そうなのですが、私のひとり旅の良いところは、リフレッシュだけでなく心身が完全にリセットされることです。心に積もった一年分の犢ぁ覆△)爐篳欲、体の不調が一掃されて爛團絅△幣態爐北瓩覺恭个鮗卒兇任るのです。

リフレッシュならおいしい物を食べたり、買い物をしたり、友人とお茶しておしゃべりをしたり、ゆっくりお風呂に入ったりと日常生活の中でじゅうぶん可能だけど、リセットとなると日常生活で実感するのはなかなか難しいと思うのです。


とはいえ猯垢縫魯廛縫鵐阿呂弔もの爐郎2鵑眦てはまりました(笑)。

今回も日本じゃ経験できないような「予想しなかったハプニング」に2つほど遭遇しました。

1つめ。北タイをひとまわりしてきた最後に、第2の故郷と思っている大好きな街チェンマイにある18年間常宿として利用している「旅先の我が家的なホテル」に1週間ほど滞在しようと思い、

成田から韓国経由でチエンマイに夜遅く到着した翌日に、直接予約をするためにさっそくこのホテルに行ったのです。しかし建物の前はがれきの山でなんとホテルは爛好ラップ中爐任呂覆い任垢!!。

えええ…!!まさかの閉店 ガーン。

気を取り直してすぐとなりの「なじみのランドリー屋さん」でおばちゃんに話を聞こうと店を訪ねたら、そこにはなぜかホテルの顔見知りのスタッフがいて、数台の洗濯機の奥にスーツケースなどの荷物が山積みになっていました。長期滞在で預けっぱなしになっている常連客の荷物を管理していたのです。

スタッフ:「あらあ、久しぶり!来てたの?」
私:「やだーびっくりー!なにこの状況!!いつから壊してるの?廃業なの?」

スタッフ:「びっくりでしょ(笑)。今年に入ってからCLOSEDしたのよ、廃業じゃなくて全面リニューアルよ。いつになるやらだけど。ところで、あなたも預けている荷物ある?」

18年間、「旅先の我が家」だった常宿ホテルのまさかの展開に唖然としつつも「無くなってしまったのだからいつまでもショックがっても仕方がない」と、今泊まっているチェンマイ中心部にあるサービスアパートみたいなホテルを再度予約しました。

初めて泊まったこのサービスアパートホテルは都会のど真ん中にもかかわらず、夜はトッケーが鳴く静かな環境で、気楽で居心地が良いので早くもめっちゃ気に入りました。「新たな常宿」はもうココに決まりです!切り替え早っ(笑)!バイバイ○○プレイスホテル。


2つめは、距離にして160キロ、3時間ほどのバス移動の区間を、満員でバスに乗れず「タクシー」を利用したことです。160キロという距離をタクシーで移動したのは人生初でした。

その町へ向かうバスが早朝、朝、午前11時と1日3本しかないんです。しかも最近タイで増えてきた「乗車券オンライン事前購入」ができなくて、恐怖の「DAY BY DAY(乗車券は当日販売のみ)」だったのです。(ちなみに乗車券は「BEFORE ONE DAY(前日より購入可)」もあります)

この日は「仏教の日」で祭日だったし、なんとなくいやな予感がしたので11時発の時刻の1時間半前にはバスターミナルに行ったのに、カウンターで冷たく「FULL(満員)」と言われてしまいました。ガーン。

少し離れた場所から茫然と立ち尽くす私をじっと見つめている女性がいることに気付き、やがて女性が声をかけてきました。どうやら私の置かれている状況も分かっているみたいでした。聞くとタクシードライバーさんでした。

(東南アジアの空港、鉄道駅、バスターミナルはお客以外にも日本じゃあり得ないほどいろいろな現地の人がたむろしていて、ぼったくろうとする狹┃爐覆里、困っている客に手を差し伸べる犖方爐覆里一見判別がつきません)

日本のタクシーの感覚でどうせ高額すぎて無理だろうなあと思いながら「○○までタクシーでいくらです?」とダメ元で聞いたら「1600バーツ」とのこと。意外と安いかも?それを1500バーツ(5200円)にして交渉成立。

「満員」とバスカウンターで断られてから10分後には女性ドライバーのタクシーの助手席に乗っていました。

バスだとだいたい120バーツ(400円)なので1500バーツ(5200円)は10倍以上の痛い出費となりましたが(タイ値段で良かった)、タクシー(トヨタ)はさすがに快適で楽ちんでした。まずガソリンスタンドに立ち寄りタンクを満タンにしていざ出発。

ドライバーが同じ女性ということもありすっかりリラックスした中、ずっとおしゃべりをしながら信号のない整備された山岳ロードを爛疋薀ぅ峙な爐任后爾い垢た覆漾■音間であっという間に次の滞在地のホテルの玄関前にタクシーは横付けされたのでした。


ま、こんな程度のハプニングでした。今回はお陰さまで病院にお世話になったり「悲惨すぎる…」みたいなトラブルには一度も遭わずに済みました。

「びっくりした事」はいろいろあります。

メコン河ビューのバンガローに滞在中、夜、バルコニーの椅子に座って読書をしていたら、とつぜん、天井から「チンチョ(ヤモリ)」が私の太ももの上に落下してきたことです。ボトンって。チンチョの重量をめっちゃ感じました。

それと、チェンライ奥地を進む、超おんぼろバス(もちろんノンエアコンでバスのドアや窓は開けっ放し)で私のとなりの席の人が、首長族(カレン族)の女性、通称爛蹈鵐哀優奪ウーマン爐僚の子でした。山の村から街に下りてきて買い出しをしたようで、大きな袋をいくつも床に置いていました。

ロングネックウーマンは、文字どおり「首がものすごく長くてその首に真鍮(しんちゅう)のリングをぐるぐると巻き付けた姿」が特徴の山岳民族です。

その特徴的な姿はとても有名で、ロングネックウーマンに会うためにビレッジ(村)を訪れるツアーやトレッキングが北タイでは大人気となっています。つまり観光地化されていて猗狃たちの姿爐和爾梁臉擇兵入源となっているのです。

その30歳くらいの女の子は完全な爛フスタイル爐任靴拭H云りは取り外され、一番の特徴といえる長い首にぐるぐるに巻かれた真鍮(しんちゅう)の輪は爛好ーフ爐埜事に隠されていました。巻きスカートをはいているものの上はTシャツとグレーのパーカを着ているので一見どこにでもいる若者と変わらない姿でした。

私は昔、北部タイに暮らす首長族と仲良しの日本人のおじさんと知り合い、首長族の素朴な村にホームステイをしたことがあります。(彼女たちと川で一緒に水浴びをして食事も共にしました)なのでひと目で「ロングネックの子だ」とわかりました。

そして私はちょっとした衝撃を受けました。その子はバスの中でずーっとスマホをいじっていたのです。

「そうか、ロングネックウーマンもスマホをいじる時代なんだ…」

私は心の中で「首長の皆さんもスマホなんだよ、我々夫婦も爛好泪曠妊咼紂辞爐垢襪勝」と静かにしかし固く決意したのでした(笑)。彼女は私の決意も知らず『ロングネックビレッジここより2キロ』と書かれた看板の地点でたくさんの荷物を抱えて下車していきました。

最後にもうひとつびっくりした事を。

今回の旅の最後にチェンマイで、昨年12月より3ヶ月間の日程でチェンマイ市内のコンドミニアムを借りてシーズンステイをしているタイ語仲間だったマダムと会う約束をしていました。

(マダムの出国直前の12月に日時を決めただけの約束。もし10分待っても相手が現れなかったら何か事情ありと察し、帰国後連絡を取り合うという約束)

その会う日の3日前、田舎町から久しぶりの大都会チェンマイに到着した私は、さっそくデパートの地下にはいっている高級スーパーに行ったのです。そこではマグロの刺身の試食が行われていて、川魚ばかりの日々で海の魚は久しぶり!しかも爛泪哀蹐了匹型鉢爐箸△辰董△呂蠅ってパクっと口に入れた瞬間、

「阿刀さんじゃない?」

と背後で日本語が。もぐもぐしながら振り返ると、なんと3日後に会う予定だったマダムじゃないですか!

まるで日本の近所のスーパーでばったり出会ったかのように、外国のスーパーでばったりマダムと出会ってしまった爐箸討弔發覆ざ然爐砲互いびっくりして笑いが止まらなくなりました。

「ここ新潟本町のイトーヨーカ堂じゃないよね!」

脳ミソが混乱して一瞬くらっとめまいがしました(笑)。

もちろん予定の日時にマダムと会い、時間を忘れてずーっとおしゃべりをして(カフェで気が付くと4時間半が経過していた!帰宅時間などのしがらみから解放された女同士のおしゃべりはすごいのだ)お寺参りや夜の屋台街をぶらぶらして楽しい時間を過ごしました。


ということで、いま、こうして「ひとり旅」を思い出しながら書いているわけですが、終わってしまえばついこの間までタイに居た事も、早くも犖検覆泙椶蹐掘豊爐里茲Δ忙廚錣譴討るのです。

そして何事もなかったかのように再び「西生寺での日常の暮らし」が始まりました。

私にとっては、新しい年を迎える正月よりも心身がリセットされるこの「ひとり旅」が1年の区切りとなっているので、新年度を迎える気持ちでこれからの1年をがんばりたいと思います。

4月1日より冬期閉鎖中だった「弥彦山スカイライン」も開通、「受付寺務所」もオープンしていよいよ爛ンシーズン爐始まります。4月11日には園子ママの「三回忌法要」がひかえています。

今年も「即身仏拝観」は住職不在で拝観が出来ない日がありご迷惑をおかけいたしますが、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。




●画像左…チェンライにある「ホワイト寺」
タイ人の間でも「国内で行きたいところ」の上位にランクされるくらい有名なチェンライを代表する観光寺です。チェンライ出身のアーティストが「ふるさとチェンライに観光客を呼べるようなモノを造りたい」と始めた事業です。

7年ぶりに行ってみたら、次々と建物や土産物屋が増幅して「一大テーマパーク」みたいになっていて驚きました。タイ人旅行客、外国人ツーリスト、団体の中国人観光客でごったがえすホワイト寺は狄仰のにおい爐楼貔擇擦此⊆蠅鮃腓錣擦覽い砲發覆譴泙擦鵑任靴拭もう行かなくてもいいかなと。でもホワイト一色のまばゆいばかりの大きなお堂や仏塔は本当に見事ですので一度は行ってみてもいいかもです。

●画像右…チェンセーン「大好きなメコン河」に登る朝日
出発のバスが早いため、一番乗りでホテルのレストランでたったひとり朝食を食べながら撮影。対岸は5年間通い詰めたなつかしのラオスです。この町から7キロほど上流にさかのぼるとメコン河をはさんでタイ、ラオス、そしてミャンマーの3カ国が向き合う「ゴールデントライアングル」があります。昔はケシの栽培が盛んな犂躙韻碧稾地帯爐世辰織┘螢△任垢、現在はここもまた一大観光地となっています。観光客が押し寄せるゴールデントライアングルとは違い、チェンセーンは外国人観光客の姿はほとんどありませんでした。

タイの中でも最も古い町のひとつチェンセーンは昔から現在までメコン河を利用した貿易の拠点となっています。荷物を積んだラオス籍のスローボートや水上タクシー的なスピードボート(丸一日これに乗ったことがありますがボートの爆音でしばらく耳が聞こえなくなりました)、中国籍の大きな貿易船が忙しそうに河を行き交う以外は、700年前の遺跡が町なかに点在し、レンガの要塞壁にぐるりと囲まれた本当にのどかでのんびりとした居心地の良い町でした。


2019/03/20(水)
★「タイひとり旅2019」:旅の思い出














●画像左…北部タイの郷土料理
このバナナの葉に包まれた3品の料理(ひと包み30バーツ。105円)はすべて豚料理です。左がネームという豚ひき肉と豚耳とにんにくを発酵させたすっぱいやつ(炭火で焼くと絶品。私の大好物)、真ん中のが豚の皮(脂身)の和え物、右が豚の内臓の煮凝り(にこごり)です。

豚の皮を高温で揚げたカールみたいなさくさくのケープムーとか、豚足のカレーとか、北部の料理は豚肉の身以外の部位を上手に食べる料理が多いです。(数百年もの間、ビルマに占領されていたので、豚肉の上等の肉はビルマに献上したからだといわれています)


●画像右…パヤオ名物「パヤオ湖産の大きな魚の炭火塩焼」
パヤオは琵琶湖みたいに広大な「パヤオ湖」が町のシンボルです。毎晩川沿いのレストランの店先や屋台で、こうしてお腹にレモングラスなどのハーブを詰めた大きな魚の炭火焼が登場します。一匹だいたい100バーツ(350円)〜150バーツ(500円)です。激辛のタレをつけて食べます。鯉みたいに腹の部分は脂がありますがあっさりした白身でおいしいです。

プラーソムというちょうど琵琶湖の鮒ずしみたいな、米とパヤオ湖産の魚を発酵させたすっぱ臭いやつもパヤオの名物です。これも好きです。


2019/03/20(水)
★「タイひとり旅2019」:旅の思い出














●画像左…バンガローの壁に張り付くチンチョ(ヤモリ)
夜になると出現します。太ももにチンチョが落下した直後に撮りました。画像は4匹ですがざっと見渡して軽く10匹はいました。大都会のビルやホテル以外はタイ全土、どこの家屋にもホテルにも絶対にいるチンチョ。蚊などの虫を食べてくれるのでありがたがられていると思いきや、死骸やフンは臭いし、家の中に平気で入ってくるしで現地の人でチンチョの事を好きな人はいないみたいです。チョチョチョチョッという鳴き声はカワイイです。


●画像右…タイでもスタートした「ご当地ナンバー」(ランパーン県)
今年の旅行で初めて見かけるようになったイラスト入りの「ご当地ナンバー」です。タイは県別です。旅の30日間で、チェンマイ、チェンライ、パヤオ、ナーン、ナコンラーチャシーマー、クルンテープ(バンコク)を見かけました。それぞれの県の自慢の景勝地、名産品、観光スポットなどが描かれています。今のところ、イラスト入りのこのナンバープレートをつけた車はごく少数で見かけるとラッキーみたいな感じでした。

どの県も訪れたことがある県ばかりなので、イラストを見ると全て牴燭任△襪爐判って面白かったです。(例、チェンライは市民自慢のド派手な時計台とご来光を拝めるスポットとして有名なプーチーファー、パヤオは県民自慢のパヤオ湖と湖で特産の魚を獲る小舟、ナコンラーチャシーマーは有名なクメールのピマイ遺跡とコラート高原、といった具合に)一番のお気に入りはランパーン名物の花馬車のイラストが描かれたランパーン県のナンバープレートでした。(下のタイ文字が県名です)


2019/02/06(水)
★「おてら通信」春までお休みのお知らせ














境内に一本しかないロウバイの木に可憐な薄黄色の花が咲いています。いつもは雪深くそばまで行けないのに、今年は地面に雪がなくて猯匹す瓩蠅する爐肇Ε錺気里修硫屬旅瓩蠅鮟蕕瓩討ぐことができました。

村の区長さんが爐山爐泙如峅麝」を持ってきてくれました。この山の3ケ寺のためにわざわざ車で届けてくれるものです。今回は地元の「寺泊老人ホーム」の『ホーム便り』でした。

その『ホーム便り』の爛織ぅ肇覘爐縫魯辰箸気擦蕕譴泙靴拭住職不在の冬眠生活で人と会わず会話せず、話し相手は飼い猫タビーだけ、びっくりするほどの少雪とはいえ苦手な雪と寒さに耐え、閉鎖的になっている私の心が一気に目覚めました。そのタイトルがこれ、

『 笑い声が佐渡まで聞こえる 』

です。めっちゃ明るくて楽しそうで良くないですか。

私も腹の底から大きな声で笑って、お寺からも見えるあの佐渡ヶ島まで笑い声を轟かせたいものだと、最近「あっはっはー!」なんて種類の笑いとはとんと無縁の私は思ったのでした。

元気だったころの長老のお父さんは、檀信徒の前でも家族の前でもよく大きな声で豪快に笑う人でした。

「あっはっはっー!!いやはや おっかし おっかし」

ってね。

というわけで「冬籠り冬眠生活」も終わりを告げ、今年も恒例の「1ヶ月ひとり旅」に出かけます。また大好きなタイです。のんびりと北部の町を周遊します。

お寺参りと散歩と遺跡めぐり、市場とタイ料理とタイマッサージとラックムアンが楽しみです。きのう「荷造り」を終え、宅配便でスーツケースをひとつ、成田空港まで送り出しました。

真冬のど真ん中に「夏服」をアレコレとひっぱり出して狎嘉靴覇中33度以上の汗だく&自分で洗濯ができる服爐鯀按鵑肪絏鵑靴鮃佑┐覆ら持っていくアイテムを決める作業は、暑さの感覚がまったくないまま無事終わりました。

服だけではなく「旅の必需品」もこれまでの自分の旅の経験から導き出されたアイテムを持参します。

やはり1ヶ月くらいの旅だと洗濯は毎日のことだし(近くにランドリーがないと基本はすべて自分でする)、ゴミをまとめたり、旅も日常の暮らしの延長みたいになるので「あったら便利」みたいなモノが重宝します。

ということで「私の旅の必需品」のいくつかを紹介したいと思います。

ハンガー
ポイントは牾櫃韻觚きが自在に変えられる針金製爐任△襪海函ホテルのハンガーはハンガー掛けから取り外せないタイプが意外と多く(盗難防止の意味もある?)、洗濯物を干すのには適していません。バルコニーがある場合はガンガン外で干すことができるし、日が当たる場所だと乾季のタイは20分で洗濯物が乾きます。

ガムテープ
コンパクトに巻き直したヤツ。洗面台で洗濯する時に栓が無い場合、またはバスタブの栓の調子が悪い時、ガムテープを貼ると水がためられます。死ぬほど冷房が効いている「冷凍バス」の、調節の効かない自分用のエアコン口を無理やりふさいでしまうこともできます。壊れたモノの応急処置にも活躍。安いゲストハウスに宿泊していた20代のころは、扉のすき間や穴のあいた網戸や蚊帳にもぺたぺたとよくガムテープを貼ったものです。

洗濯バサミ・キッチンバサミ
洗濯バサミは部屋のカーテンが完全に閉まらない時に使用する「丸見え防止アイテム」。キッチンバサミは袋や紙の他にも食べ物もカットできるので便利。

耳栓
ゲストハウスは仕方がないとしても、タイのホテルは防音という概念がないのか、よほど高級な宿じゃないかぎり、となりの部屋のテレビの音とか人の話し声、ホテル内のレストランで大音響の生バンドで唄うカラオケの音とか、ひとり静かに部屋で過ごしているとさまざまな音が襲ってきます。ふだん山の中で孤立した静寂な暮らしをしているのでやたらと牴鮫爐気になって仕方がありません。

電池式の蚊取りマット
どこにでも持ち運べて、どこにでも置けて本当に便利。たぶんタイではこのタイプは売っていません。東南アジアの部屋に蚊はつきもの。タイの蚊取り線香はけむりが強烈で室内で焚くのは不可能。東南アジアの蚊にも効きます。(ちなみに日本の虫除けクリームはタイの蚊にはぜんぜん効きません)

小さなトレイ
どの宿に滞在しても「いつもの小さなトレイ」に、時計やアクセサリー、部屋のカギ、朝食のクーポン券などを入れておくように決めています。このトレイさえあれば、時計やカギをいちいち「どこに置いたっけ」と探すことは一切ありません。ちなみに私の「いつもの小さなトレイ」はタイ航空の機内食のコーヒーを乗せていたヤツです(笑)。

安物のビーサン
ペラペラに薄い方がかさばらなくてよい。宿にスリッパが無い場合の室内用。もしくはバルコニー用。欧米人は部屋でも土足の方が多いですが、日本人としてはやはり「玄関ライン」を決めて、靴を脱ぎ、室内用の履物を履きたいです。タイの道路って汚いし。私の「玄関ラインルール」は厳格、部屋のドアを開けるといつも目には見えない「線」がきっちりと引かれていて狎の内側爐坊い並んでいます。

ミニ懐中電灯
タイではしばしば意味不明の停電が発生します。滞在しているホテルだけが停電、みたいなパターンがよくあります。そんな時、停電の理由を知りたいと思うのは野暮なこと。フロントのスタッフからも「マイペンライ、どこかにディナーでも食べに行って。帰ってくるころにはたぶん直っているから」と明るく言われます。

きりがないので以上です。「わーい旅行だ、旅行だ」と浮かれて新しいモノばかりをそろえずに、旅の戦友と化している絶対的に信頼を寄せている倏季の入ったアイテム爐脇辰紡臉擇任后「おまえ、居てくれたのね」と移動の疲れと緊張をやさしくほぐしてくれます。

便利アイテムではないけれど、3年前、タイの山奥で野犬の群れに襲われ狂犬病ワクチンを何度も打たなくてはならなくなったとき、移動の先々で猊賊|気鍬爐めんどくさかった経験を経て、滞在予定地の「その町いちばんの病院の場所」を前もって調べておくことにしています。

この恐怖体験で、野犬化している凶暴な放し飼いの東南アジアの犬がますます苦手になりました。タイでは狂犬病で亡くなる人が毎年大勢います。昨年は30人以上が狂犬病ウイルスに感染して亡くなったとのことでした。恐ろしい。

ちなみにチェンマイで私の行きつけの病院は「チェンマイラム病院」です。10年ほど前に夜、細い路地で背後から爛丱ぅに乗った二人組のひったくり爐冒い、体ごと(バックごと)バイクに引きずられて右肩を骨折した時にお世話になったのが縁です。

狂犬病ワクチンの時もこの病院に行きました。院内をたらいまわしにされ、一本の注射を打つのに2時間以上もかかったこれまでの田舎の病院とは大違いの爍孱稗仟垓爐法△┐蕕感動した思い出があります。(患者の自分は座っているだけで次々とスタッフの側から来てくれる。30分もしないで全て終了。料金は5倍でしたが)

こう書くと自分、けっこう旅先で悲惨な目に遭っているなあ、と今更ながら驚き?(笑)。でもタイを嫌いになることも、ひとり旅をやめようと思ったことも一度もありません。

悲惨な目に遭っていつまでも落ち込んでいても損なだけ。「負けない、めげない、腐らない」の爍海弔凌粥丙性)爐脳茲蠕擇蝓屬そっ二度と同じ目には合わないぞ!」と学習(学習は大切)、痛い目を糧に「もっと強く賢くなってやる!」と思うのです。

そして毎回のことですが、旅にパソコンやスマホなどはいっさい持って行きません。今回は重たくてかさばるガイドブックもやめました。(地図だけコピー)

世の中にあふれる情報から遮断され、底なしの物欲ともおさらば、日本語も封印、読み捨てる文庫本10冊を持って、凧(たこ)の糸がきれたような?自由気ままなひとり旅です。だんなさまありがとう。

ということで、次回の「おてら通信」更新は、帰国後の3月下旬になります。早春のころ「旅報告2019」でお会いしましょう。それでは行ってまいります。



●画像左…客殿の前で日課のパトロール中の「番猫タビー」
●画像右…寺務所窓口でPCしながらお客さんを待つ「受付タビー」

西生寺の看板ネコとして働くフレンドリーな飼い猫タビー(6歳半、メス)も、私の不在中はいつもの動物病院のペットホテルにロングステイします。このあいだ予約の電話をしたら「そろそろタビーちゃんの予約があるんじゃないか、今年もタビーちゃんと過ごす1ヶ月が楽しみだね」とスタッフみんなで話していたとのことです。

環境の変化でストレスを与えてしまっていると、ロングステイさせることに後ろめたさを感じつつも(夫はタビーの捕獲物、ネズミ・モグラ等がまったくダメ)、タビーはネコにしては珍しく入れ替わりの激しい犖でに囲まれたにぎやかな暮らし爐砲盖馮殀娠を示すことはなく、社交的に元気に過ごしてくれるので本当に助かります。


2019/01/11(金)
★オフシーズン到来「冬籠りin西生寺」














昨年の12月から続いたお正月関連の仕事が全て終わり、ようやくだっくらと過ごせるオフシーズンが到来、いつもの「冬籠り暮らし」が始まりました。

住職が不在の中、食糧を買いだめしてほとんどお寺から出ず、人にも会わず、母屋の自分の部屋でのんびり狹潴伽験茘爐鯀っています。

そんな中、フランスの甥っ子兄から国際電話があり、

「急なんだけど、日本に行くことになって15日ごろ、西生寺に行ってもいいかな。タンタンにも会いたいし、おじいちゃんにも会いたいし、弘智さまにも新年のお参りをしたいから」

ということでした。私は思わず、

「タンタンは今、オフシーズンに入って冬眠中だからダメ!」
「お寺と自分の世界に引きこもっている最中に来たって何かする気にもなれないし、めんどくさーい」

とまじめに叫んでいました。それくらい冬のオフモードは激しくOFFなのです。

そんな非情なタンタンおばさんの叫びにも動じることなく甥っ子は人懐っこい声で、

「タンタンのために美味しいコンテ(チーズ)のでっかい塊を買ったんだけどなあ」

と言いました。仕方ない、甥っ子よ、そこまで来たいのなら来るがよい。私は冬眠からいっとき目覚めることに決め、甥っ子の来山を許可しました(笑)。(フランスのコンテはめちゃくちゃうまいのだ)


さて、昨年の今ごろは水道管が凍結して破裂したり(5カ所も!)、ひと晩で80センチというドカ雪が降ったりして除雪作業で大忙しでしたが、今年はおかげさまで根雪となるような積雪は爐い泙里箸海蹲爐△蠅泙擦鵝ありがたいことです。

暖冬気味で雪が少ないせいか新年に入ったとたん、飼い猫タビーの爛優坤澆泙弔雖爐始まってしまいました。

毎晩ネズミをくわえて帰宅して、くわえたまま変な声で鳴いて私を呼び出し「どうですかー!タビーちんすごくなーい!」と言わんばかりに私の前に「ぶはっ」とネズミを放り投げます。

小ぶりのネズミは美味なのかすぐにバリバリと食べ始めちゃったりするので、タビーの口からネズミをひっぱたりしたりして。

死んだの生きてるのさまざまで、その犖綮亘爐冬眠生活の日課となっています。


そうそう昨日、パソコンで「エクセル」を開こうとしたら、ちっとも起動してくれなくて「壊れたのか?」とあせり、せっかくのだっくら気分が吹き飛びました。

すぐにネットで調べたら、新年になって自動更新されたマイクロソフトの「更新プログラム」の中のエクセルのファイルに猊垓餽膈爐あったとのこと。

マイクロソフトのHPを見ながら、手順に従い犢洪靴気譴辛垓餽腑侫.ぅ覘爐鯢死にアンインストールして事なきを得ました。

不具合を発生させたプログラムは「新元号に対応するためのもの」だったそうです。

今年5月1日に予定されている「改元」にともない、ソフトなどいろいろと対策がいわれていますが、新年早々まさか自分の身にふりかかるとは。この先が心配になりました。

2月に入ってから予定している1ヶ月の「ひとり旅」に備え、しばらくはこのような冬籠りの日々を続け、気力体力を温存したいと思います。



●画像左…1月3日「年始会」の様子
会場の庫裡に集まった檀家さんを前に、新年の挨拶をする住職。

●画像右…1月4日完成!新しくなった「客殿正面の扉」
これまで木の板戸だったメインの出入り口は、ガラスを入れた扉に変身。庫裡の扉と同じく犁帽爾量罩爐眛れました。クリーム色がかった木材はヒバです。今後も天井、欄間と築200年以上がたった犁凖造僚ち境爐和海ます。


2019/01/01(火)
★謹賀新年 平成31年「亥」

皆さま、新年あけましておめでとうございます。
本年も西生寺と「おてら通信」をどうぞよろしくお願いいたします。


ことし一年が皆さまにとって無病息災、家内安全、病気平癒、各願成就、すばらしい年でありますよう心からお祈り申し上げます。


というわけで新しい年がスタートしました。

元旦は住職とふたりきりですが(あ、飼い猫タビーもね)、2日には群馬でガラスと帽子の工房「六箇山工房」を営んでいる住職の妹夫婦が、3日の檀家さんが大集合する「年始会」の手伝いを兼ねて来ることになっています。

昨年の正月はフランスの甥っ子やその友人も来てとってもにぎやかな正月でしたが、今年はきょうだい4人の狄綟らず燹3擇靴大人なひとときを過ごします。

一般的な狎儀邉戮澆任世辰ら気分爐蓮崘始会」が終わるまでは爐預け爐任垢これも毎年のことです。猖 暮れ 正月はいそがしい爐里呂い弔了代も爐寺の常爐任垢らもう慣れっこです。

(今日もこれから年始会の昼食に出す「のっぺ大量作り」が待っています。全部終わってコーヒーでも飲みながら、2年ぶりの「年賀状」をのんびりと見るひとときが待ち遠しいです)

さて今年は亥年です。

イノシシ年といえば、住職の夫は倏男爐任后しかも還暦を迎える60歳で厄年です。夫が還暦なんてちょっとびっくり…。そして60歳といえば私が結婚して西生寺に来たときの長老のお父さんの年齢が60歳でした。おお2度びっくり!


ということで、今年もわが西生寺の檀家総代、今井文幸さんによる「イノシシについての豆知識」を紹介します。

(ちなみに、昨年の干支は戌(いぬ)で私は年女でしたが、正月が終わるころにはすっかり頭から飛んでいました)

●十二支の最後の干支、イノシシとは?
イノシシは日本列島の南部、本州や四国、九州地方などに生息しています。奄美大島などに生息する小型の琉球イノシシは、その肉を使った料理がおいしくて名物になっています。イノシシは雑食で、キノコやタケノコなどを食べますし、ヘビやカエル、ミミズなどの動物も食べます。人里に現れてイモやクリなどを食べますが、イモは円盤状の鼻鏡を巧みに使って掘り起し、クリは牙で穴を開けて食べます。

●亥年生まれの人の性格は?
◎独立心が旺盛で、義理人情に厚く、人に頼まれると自分のことのように親身になって世話をします。また、困った人や気の毒な人を見ると、ほっておけないせいかくです。
◎とても正直で、ウソをつけません。あまりにも正直に一直線に進もうとするため、上下の摩擦を生じやすいタイプです。時には妥協も必要ですし、大きな包容力を養うことが必要です。一方では、表裏がなくてすぐ忘れるので、後腐れしない人付き合いをします。

◎亥年生まれの子供の性格は、自立心が強く社交的で、育てやすいようです。また、我慢強く、しっかりしていて、泣いて困らせるようなことは少ないでしょう。しかし、親に面倒を見てもらうことは必要としませんが、いつも近くで見守ってほしいと願っています。

●亥年生まれの有名人は?
芸能人では、西田敏行、泉ピン子、ビートたけし、森進一、藤原紀香、松本潤、鈴木亮平、宇多田ヒカル、土屋太鳳などがいます。
政治家では、ヒラリー・クリントン、ロナルド・レーガン、鳩山由紀夫など。また、川端康成、司馬遼太郎、ヘミングウエイなどの小説家や詩人もいます。

以上うっすらと雪化粧をした西生寺からでした。


●画像…今年の干支「イノシシの切り絵」
手作りの「干支の切り絵」です。これも檀家総代さん手作りのモノです。毎年いただいています。ずっと新潟県内で小学校の先生をしていた総代さんはいつもニコニコ顔で、大人になったかつての教え子たちにもとっても慕われています。


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