西生寺 おてら通信

◆即身仏霊場西生寺 おてら通信◆

このホームページを制作管理しておりますわたくし、住職の妻によって発信されるページです。西生寺からのお知らせや、お寺での暮らしの中で感じた事、お寺とは全く関係のない話など、肩の凝らない内容を毎回少しづつ、気ままに更新していく予定です。


2019/02/06(水)
★「おてら通信」春までお休みのお知らせ














境内に一本しかないロウバイの木に可憐な薄黄色の花が咲いています。いつもは雪深くそばまで行けないのに、今年は地面に雪がなくて猯匹す瓩蠅する爐肇Ε錺気里修硫屬旅瓩蠅鮟蕕瓩討ぐことができました。

村の区長さんが爐山爐泙如峅麝」を持ってきてくれました。この山の3ケ寺のためにわざわざ車で届けてくれるものです。今回は地元の「寺泊老人ホーム」の『ホーム便り』でした。

その『ホーム便り』の爛織ぅ肇覘爐縫魯辰箸気擦蕕譴泙靴拭住職不在の冬眠生活で人と会わず会話せず、話し相手は飼い猫タビーだけ、びっくりするほどの少雪とはいえ苦手な雪と寒さに耐え、閉鎖的になっている私の心が一気に目覚めました。そのタイトルがこれ、

『 笑い声が佐渡まで聞こえる 』

です。めっちゃ明るくて楽しそうで良くないですか。

私も腹の底から大きな声で笑って、お寺からも見えるあの佐渡ヶ島まで笑い声を轟かせたいものだと、最近「あっはっはー!」なんて種類の笑いとはとんと無縁の私は思ったのでした。

元気だったころの長老のお父さんは、檀信徒の前でも家族の前でもよく大きな声で豪快に笑う人でした。

「あっはっはっー!!いやはや おっかし おっかし」

ってね。

というわけで「冬籠り冬眠生活」も終わりを告げ、今年も恒例の「1ヶ月ひとり旅」に出かけます。また大好きなタイです。のんびりと北部の町を周遊します。

お寺参りと散歩と遺跡めぐり、市場とタイ料理とタイマッサージとラックムアンが楽しみです。きのう「荷造り」を終え、宅配便でスーツケースをひとつ、成田空港まで送り出しました。

真冬のど真ん中に「夏服」をアレコレとひっぱり出して狎嘉靴覇中33度以上の汗だく&自分で洗濯ができる服爐鯀按鵑肪絏鵑靴鮃佑┐覆ら持っていくアイテムを決める作業は、暑さの感覚がまったくないまま無事終わりました。

服だけではなく「旅の必需品」もこれまでの自分の旅の経験から導き出されたアイテムを持参します。

やはり1ヶ月くらいの旅だと洗濯は毎日のことだし(近くにランドリーがないと基本はすべて自分でする)、ゴミをまとめたり、旅も日常の暮らしの延長みたいになるので「あったら便利」みたいなモノが重宝します。

ということで「私の旅の必需品」のいくつかを紹介したいと思います。

ハンガー
ポイントは牾櫃韻觚きが自在に変えられる針金製爐任△襪海函ホテルのハンガーはハンガー掛けから取り外せないタイプが意外と多く(盗難防止の意味もある?)、洗濯物を干すのには適していません。バルコニーがある場合はガンガン外で干すことができるし、日が当たる場所だと乾季のタイは20分で洗濯物が乾きます。

ガムテープ
コンパクトに巻き直したヤツ。洗面台で洗濯する時に栓が無い場合、またはバスタブの栓の調子が悪い時、ガムテープを貼ると水がためられます。死ぬほど冷房が効いている「冷凍バス」の、調節の効かない自分用のエアコン口を無理やりふさいでしまうこともできます。壊れたモノの応急処置にも活躍。安いゲストハウスに宿泊していた20代のころは、扉のすき間や穴のあいた網戸や蚊帳にもぺたぺたとよくガムテープを貼ったものです。

洗濯バサミ・キッチンバサミ
洗濯バサミは部屋のカーテンが完全に閉まらない時に使用する「丸見え防止アイテム」。キッチンバサミは袋や紙の他にも食べ物もカットできるので便利。

耳栓
ゲストハウスは仕方がないとしても、タイのホテルは防音という概念がないのか、よほど高級な宿じゃないかぎり、となりの部屋のテレビの音とか人の話し声、ホテル内のレストランで大音響の生バンドで唄うカラオケの音とか、ひとり静かに部屋で過ごしているとさまざまな音が襲ってきます。ふだん山の中で孤立した静寂な暮らしをしているのでやたらと牴鮫爐気になって仕方がありません。

電池式の蚊取りマット
どこにでも持ち運べて、どこにでも置けて本当に便利。たぶんタイではこのタイプは売っていません。東南アジアの部屋に蚊はつきもの。タイの蚊取り線香はけむりが強烈で室内で焚くのは不可能。東南アジアの蚊にも効きます。(ちなみに日本の虫除けクリームはタイの蚊にはぜんぜん効きません)

小さなトレイ
どの宿に滞在しても「いつもの小さなトレイ」に、時計やアクセサリー、部屋のカギ、朝食のクーポン券などを入れておくように決めています。このトレイさえあれば、時計やカギをいちいち「どこに置いたっけ」と探すことは一切ありません。ちなみに私の「いつもの小さなトレイ」はタイ航空の機内食のコーヒーを乗せていたヤツです(笑)。

安物のビーサン
ペラペラに薄い方がかさばらなくてよい。宿にスリッパが無い場合の室内用。もしくはバルコニー用。欧米人は部屋でも土足の方が多いですが、日本人としてはやはり「玄関ライン」を決めて、靴を脱ぎ、室内用の履物を履きたいです。タイの道路って汚いし。私の「玄関ラインルール」は厳格、部屋のドアを開けるといつも目には見えない「線」がきっちりと引かれていて狎の内側爐坊い並んでいます。

ミニ懐中電灯
タイではしばしば意味不明の停電が発生します。滞在しているホテルだけが停電、みたいなパターンがよくあります。そんな時、停電の理由を知りたいと思うのは野暮なこと。フロントのスタッフからも「マイペンライ、どこかにディナーでも食べに行って。帰ってくるころにはたぶん直っているから」と明るく言われます。

きりがないので以上です。「わーい旅行だ、旅行だ」と浮かれて新しいモノばかりをそろえずに、旅の戦友と化している絶対的に信頼を寄せている倏季の入ったアイテム爐脇辰紡臉擇任后「おまえ、居てくれたのね」と移動の疲れと緊張をやさしくほぐしてくれます。

便利アイテムではないけれど、3年前、タイの山奥で野犬の群れに襲われ狂犬病ワクチンを何度も打たなくてはならなくなったとき、移動の先々で猊賊|気鍬爐めんどくさかった経験を経て、滞在予定地の「その町いちばんの病院の場所」を前もって調べておくことにしています。

この恐怖体験で、野犬化している凶暴な放し飼いの東南アジアの犬がますます苦手になりました。タイでは狂犬病で亡くなる人が毎年大勢います。昨年は30人以上が狂犬病ウイルスに感染して亡くなったとのことでした。恐ろしい。

ちなみにチェンマイで私の行きつけの病院は「チェンマイラム病院」です。10年ほど前に夜、細い路地で背後から爛丱ぅに乗った二人組のひったくり爐冒い、体ごと(バックごと)バイクに引きずられて右肩を骨折した時にお世話になったのが縁です。

狂犬病ワクチンの時もこの病院に行きました。院内をたらいまわしにされ、一本の注射を打つのに2時間以上もかかったこれまでの田舎の病院とは大違いの爍孱稗仟垓爐法△┐蕕感動した思い出があります。(患者の自分は座っているだけで次々とスタッフの側から来てくれる。30分もしないで全て終了。料金は5倍でしたが)

こう書くと自分、けっこう旅先で悲惨な目に遭っているなあ、と今更ながら驚き?(笑)。でもタイを嫌いになることも、ひとり旅をやめようと思ったことも一度もありません。

悲惨な目に遭っていつまでも落ち込んでいても損なだけ。「負けない、めげない、腐らない」の爍海弔凌粥丙性)爐脳茲蠕擇蝓屬そっ二度と同じ目には合わないぞ!」と学習(学習は大切)、痛い目を糧に「もっと強く賢くなってやる!」と思うのです。

そして毎回のことですが、旅にパソコンやスマホなどはいっさい持って行きません。今回は重たくてかさばるガイドブックもやめました。(地図だけコピー)

世の中にあふれる情報から遮断され、底なしの物欲ともおさらば、日本語も封印、読み捨てる文庫本10冊を持って、凧(たこ)の糸がきれたような?自由気ままなひとり旅です。だんなさまありがとう。

ということで、次回の「おてら通信」更新は、帰国後の3月下旬になります。早春のころ「旅報告2019」でお会いしましょう。それでは行ってまいります。



●画像左…客殿の前で日課のパトロール中の「番猫タビー」
●画像右…寺務所窓口でPCしながらお客さんを待つ「受付タビー」

西生寺の看板ネコとして働くフレンドリーな飼い猫タビー(6歳半、メス)も、私の不在中はいつもの動物病院のペットホテルにロングステイします。このあいだ予約の電話をしたら「そろそろタビーちゃんの予約があるんじゃないか、今年もタビーちゃんと過ごす1ヶ月が楽しみだね」とスタッフみんなで話していたとのことです。

環境の変化でストレスを与えてしまっていると、ロングステイさせることに後ろめたさを感じつつも(夫はタビーの捕獲物、ネズミ・モグラ等がまったくダメ)、タビーはネコにしては珍しく入れ替わりの激しい犖でに囲まれたにぎやかな暮らし爐砲盖馮殀娠を示すことはなく、社交的に元気に過ごしてくれるので本当に助かります。


2019/01/11(金)
★オフシーズン到来「冬籠りin西生寺」














昨年の12月から続いたお正月関連の仕事が全て終わり、ようやくだっくらと過ごせるオフシーズンが到来、いつもの「冬籠り暮らし」が始まりました。

住職が不在の中、食糧を買いだめしてほとんどお寺から出ず、人にも会わず、母屋の自分の部屋でのんびり狹潴伽験茘爐鯀っています。

そんな中、フランスの甥っ子兄から国際電話があり、

「急なんだけど、日本に行くことになって15日ごろ、西生寺に行ってもいいかな。タンタンにも会いたいし、おじいちゃんにも会いたいし、弘智さまにも新年のお参りをしたいから」

ということでした。私は思わず、

「タンタンは今、オフシーズンに入って冬眠中だからダメ!」
「お寺と自分の世界に引きこもっている最中に来たって何かする気にもなれないし、めんどくさーい」

とまじめに叫んでいました。それくらい冬のオフモードは激しくOFFなのです。

そんな非情なタンタンおばさんの叫びにも動じることなく甥っ子は人懐っこい声で、

「タンタンのために美味しいコンテ(チーズ)のでっかい塊を買ったんだけどなあ」

と言いました。仕方ない、甥っ子よ、そこまで来たいのなら来るがよい。私は冬眠からいっとき目覚めることに決め、甥っ子の来山を許可しました(笑)。(フランスのコンテはめちゃくちゃうまいのだ)


さて、昨年の今ごろは水道管が凍結して破裂したり(5カ所も!)、ひと晩で80センチというドカ雪が降ったりして除雪作業で大忙しでしたが、今年はおかげさまで根雪となるような積雪は爐い泙里箸海蹲爐△蠅泙擦鵝ありがたいことです。

暖冬気味で雪が少ないせいか新年に入ったとたん、飼い猫タビーの爛優坤澆泙弔雖爐始まってしまいました。

毎晩ネズミをくわえて帰宅して、くわえたまま変な声で鳴いて私を呼び出し「どうですかー!タビーちんすごくなーい!」と言わんばかりに私の前に「ぶはっ」とネズミを放り投げます。

小ぶりのネズミは美味なのかすぐにバリバリと食べ始めちゃったりするので、タビーの口からネズミをひっぱたりしたりして。

死んだの生きてるのさまざまで、その犖綮亘爐冬眠生活の日課となっています。


そうそう昨日、パソコンで「エクセル」を開こうとしたら、ちっとも起動してくれなくて「壊れたのか?」とあせり、せっかくのだっくら気分が吹き飛びました。

すぐにネットで調べたら、新年になって自動更新されたマイクロソフトの「更新プログラム」の中のエクセルのファイルに猊垓餽膈爐あったとのこと。

マイクロソフトのHPを見ながら、手順に従い犢洪靴気譴辛垓餽腑侫.ぅ覘爐鯢死にアンインストールして事なきを得ました。

不具合を発生させたプログラムは「新元号に対応するためのもの」だったそうです。

今年5月1日に予定されている「改元」にともない、ソフトなどいろいろと対策がいわれていますが、新年早々まさか自分の身にふりかかるとは。この先が心配になりました。

2月に入ってから予定している1ヶ月の「ひとり旅」に備え、しばらくはこのような冬籠りの日々を続け、気力体力を温存したいと思います。



●画像左…1月3日「年始会」の様子
会場の庫裡に集まった檀家さんを前に、新年の挨拶をする住職。

●画像右…1月4日完成!新しくなった「客殿正面の扉」
これまで木の板戸だったメインの出入り口は、ガラスを入れた扉に変身。庫裡の扉と同じく犁帽爾量罩爐眛れました。クリーム色がかった木材はヒバです。今後も天井、欄間と築200年以上がたった犁凖造僚ち境爐和海ます。


2019/01/01(火)
★謹賀新年 平成31年「亥」

皆さま、新年あけましておめでとうございます。
本年も西生寺と「おてら通信」をどうぞよろしくお願いいたします。


ことし一年が皆さまにとって無病息災、家内安全、病気平癒、各願成就、すばらしい年でありますよう心からお祈り申し上げます。


というわけで新しい年がスタートしました。

元旦は住職とふたりきりですが(あ、飼い猫タビーもね)、2日には群馬でガラスと帽子の工房「六箇山工房」を営んでいる住職の妹夫婦が、3日の檀家さんが大集合する「年始会」の手伝いを兼ねて来ることになっています。

昨年の正月はフランスの甥っ子やその友人も来てとってもにぎやかな正月でしたが、今年はきょうだい4人の狄綟らず燹3擇靴大人なひとときを過ごします。

一般的な狎儀邉戮澆任世辰ら気分爐蓮崘始会」が終わるまでは爐預け爐任垢これも毎年のことです。猖 暮れ 正月はいそがしい爐里呂い弔了代も爐寺の常爐任垢らもう慣れっこです。

(今日もこれから年始会の昼食に出す「のっぺ大量作り」が待っています。全部終わってコーヒーでも飲みながら、2年ぶりの「年賀状」をのんびりと見るひとときが待ち遠しいです)

さて今年は亥年です。

イノシシ年といえば、住職の夫は倏男爐任后しかも還暦を迎える60歳で厄年です。夫が還暦なんてちょっとびっくり…。そして60歳といえば私が結婚して西生寺に来たときの長老のお父さんの年齢が60歳でした。おお2度びっくり!


ということで、今年もわが西生寺の檀家総代、今井文幸さんによる「イノシシについての豆知識」を紹介します。

(ちなみに、昨年の干支は戌(いぬ)で私は年女でしたが、正月が終わるころにはすっかり頭から飛んでいました)

●十二支の最後の干支、イノシシとは?
イノシシは日本列島の南部、本州や四国、九州地方などに生息しています。奄美大島などに生息する小型の琉球イノシシは、その肉を使った料理がおいしくて名物になっています。イノシシは雑食で、キノコやタケノコなどを食べますし、ヘビやカエル、ミミズなどの動物も食べます。人里に現れてイモやクリなどを食べますが、イモは円盤状の鼻鏡を巧みに使って掘り起し、クリは牙で穴を開けて食べます。

●亥年生まれの人の性格は?
◎独立心が旺盛で、義理人情に厚く、人に頼まれると自分のことのように親身になって世話をします。また、困った人や気の毒な人を見ると、ほっておけないせいかくです。
◎とても正直で、ウソをつけません。あまりにも正直に一直線に進もうとするため、上下の摩擦を生じやすいタイプです。時には妥協も必要ですし、大きな包容力を養うことが必要です。一方では、表裏がなくてすぐ忘れるので、後腐れしない人付き合いをします。

◎亥年生まれの子供の性格は、自立心が強く社交的で、育てやすいようです。また、我慢強く、しっかりしていて、泣いて困らせるようなことは少ないでしょう。しかし、親に面倒を見てもらうことは必要としませんが、いつも近くで見守ってほしいと願っています。

●亥年生まれの有名人は?
芸能人では、西田敏行、泉ピン子、ビートたけし、森進一、藤原紀香、松本潤、鈴木亮平、宇多田ヒカル、土屋太鳳などがいます。
政治家では、ヒラリー・クリントン、ロナルド・レーガン、鳩山由紀夫など。また、川端康成、司馬遼太郎、ヘミングウエイなどの小説家や詩人もいます。

以上うっすらと雪化粧をした西生寺からでした。


●画像…今年の干支「イノシシの切り絵」
手作りの「干支の切り絵」です。これも檀家総代さん手作りのモノです。毎年いただいています。ずっと新潟県内で小学校の先生をしていた総代さんはいつもニコニコ顔で、大人になったかつての教え子たちにもとっても慕われています。


2018/12/23(日)
★ゆく年くる年(今年一年を振り返って)














いよいよ今年も残すところあとわずかとなりました。年末年始のお寺の仕事や大掃除、正月の買い出し、年賀状書きなどなど、順調にひとつずつ終わらせているうちにあっという間に年の瀬となってしまいました。

庫裡(くり)の軒下には、新潟の風物詩といえる寒風干しの大きな2匹の「塩引き鮭」が吊るされて、ぶらんぶらんと仲良く北風にゆれています。(今年の鮭は爐戮蹐戮蹐戞辞爐澆燭い覆どけた顔をしている) 新年を迎えるための心の準備もじょじょに盛り上がってきました。

そんな中で先日行って来た、船橋の実家への「里帰り」はあっという間の4日間でした。

父とは市ヶ谷にある「防衛省」へ。ニュースでよく見る警備員のいっぱい立っているあの狎橘膈爐ら中に入るだけでドキドキ!じつは防衛省主催の「市ヶ谷台ツアー」に参加したのでした。(無料、事前予約。市ヶ谷記念館、儀仗広場、自衛隊駐屯地、防衛研究所、厚生棟で自衛隊のおみやげ購入)

母とは銀座でランチとショッピングを楽しみました。東京駅そば「Kitte」にある愛媛のアンテナショップでは、あの犲惴をひねればみかんジュースが出てくる爐箸いΔ里鯊慮魁愛媛特産の3種のみかんジュースを、3つの蛇口よりわくわくしながらグラスに注ぎ、おいしく飲み比べをしました。

毎朝、母の入れる美味しいコーヒーとトーストの朝ごはんを堪能(お寺では毎食「米」)、夕ご飯には爐ふくろの味爐鬚腹いっぱいいただいて、飼い猫ラムダ(キジトラ、オス1歳半)と遊び、親子水入らずを楽しく過ごし、住職の夫と飼い猫タビーの待つ西生寺へと帰って来ました。


さて、今年1年を振り返ってみると、世間では地震や自然災害の多い年だったにもかかわらず、西生寺では大事もなく本当にありがたいことだと思います。

お寺での平穏な日々を、四季の移ろいのなかで住職とともに積み重ねて今に至るという感じです。1年365日のほとんどといえる爍械械案爐髻△匹海砲盥圓ず西生寺で過ごすという、私には定番化しているいつも通りの1年でした。

思い返せば、正月明けから始まった度重なる最強寒波による記録的なドカ雪と、台所のふきんが凍ってしまう異常な低温に必死に耐えるという緊急事態からスタートした年でした。

2月中旬に猛吹雪の中、滑走路に雪が積もり始めた新潟空港を奇跡的に(=無理やり)飛び立った大韓航空機で極寒の日本を脱出、毎年恒例の「ひとり旅30日間(タイ)」を終えて3月のお彼岸前に帰国すると、ウソみたいに積雪が消えていたのには驚きました。

5月には「園子ママの一周忌法要」が執り行われ、大勢の檀家さんにもご参加いただきました。「引出物」は、住職の妹夫婦が群馬県渋川市の赤城高原に4月にオープンした、吹きガラスと手作り帽子の「六箇山工房」の爛ラス製品爐砲靴泙靴拭きっと工房オープンを待ち望んでいた園子ママも極楽で喜んでくれたのではないかときょうだいみんなが思いました。

6月には女子トイレに遅れること3年、駐車場トイレの「男子トイレ」がようやくリニューアルをしました。「女性の私には永遠にナゾの使い心地だなあ」なんて思いながら、新しくなったピカピカの男子用の便器をお掃除しています。

夏には電波の不具合が生じて困っていたインターネット光通信の機器を新しくしました。原因は冬の強風のせいで通信ケーブルが故障していたとのことでした。とつぜん発生する爍稗垉ヾ錣良垓餽膈爐呂錣韻わからず胃が痛くなりつらいです。こんな便利な道具を持ってしまったがゆえの苦しみです。

9月、およそ20年ぶりに新潟市内で、かつて「タイ語教室」で一緒だったマダムとばったり再会!そして久しぶりにタイ語仲間の集う飲み会(タイ料理店)に参加して、なつかしい面々とディープなタイ話に花が咲きました。そのマダムは冬の3ヶ月間を毎年タイで過ごすので、来年3月にタイのチェンマイで会う約束をしました。

10月、あまりにも爛譽献磧偲な思い出2018爐何ひとつないので、住職とふたりでかねてから行きたかった6月にリニューアルオープンをしたばかりの『上越市立水族館−うみがたり−』に行ってきました。お目当ては日本海側ではここにしかいないという爛轡蹈ぅ襯爐硲隠娃葦以上いるというペンギン、そしてイルカのパフォーマンスショーです。

この水族館で驚いたのは一年を通して犁抓枡がない爐箸いΔ海函人懐っこいシロイルカのひょうきんな丸顔に癒され、カブトクラゲの電光に魅せられ、イルカショーの息のあったパフォーマンスに拍手を送り、エントランス脇の池に放たれた大量の錦鯉が、エサを求めて口を激しくパクパクさせながら水面からモリモリ盛り上がる異様な光景に目が釘付けになりました。

11月、寺泊小学校の児童が課外活動で西生寺の「宝物堂」を見学した際、私が子供たちに「せっかく来たのだから、今日のお寺の見学を子供たちの記憶に刻ませたい」と思い、子供たちが好きそうな展示物を、即席で面白おかしく案内したらおおいに盛り上がり、私自身も「とっても楽しいひとときだったなあ」と思っていたら、

12月、寺泊小学校のその時の担任の先生が我が家に来て、先日の御礼とともに『西生寺さま、お礼の手紙を書きました。読んでいただけたらうれしいです。寺泊小学校2年生一同より』という、児童たちが感想を書いた犲蟒颪の冊子爐鬚い燭世ました。こういうのいただくの、私初めてで、ちょっと照れくさいような気持ち。。。

中を見ると元気いっぱいのえんぴつ文字とイラストで、各自が「宝物堂」の展示物で印象に残ったモノ、発見したこと、驚いたこと、すごいと感動したことなどがのびのびと綴られていて「こんな私の案内を、子供たちも楽しく聞いてしっかり心に刻んでくれたんだ」と心の底からうれしくなり、ぽかぽかしてきました。



最後に、今年の長老のお父さんの様子をお伝えしたいと思います。

今年88歳になった長老さま(いつの間にけっこうな高齢!)。3月までは歩行器で自由に施設内を行き来して、口数は少ないものの受け答えもあり、お父さんなりに元気だったのですが、4月、5月と中程度の脳梗塞が2度出てしまい、ほとんど寝たきりとなってしまいました。病院で多発性脳梗塞と診断されました。

要介護3からいっきに要介護5になって、医師と看護師が常駐して日常的に医療も受けられる施設へ6月に転居しました。

この施設は園子ママが亡くなるまで入所していた施設です。スタッフも知っている方が多く牋づ甓箸里海鉢爐鯤かってくれているので安心してお父さんをあずけることができて大変感謝しています。

園子ママが昨年4月に亡くなった時は、何とか自分の足で歩いて園子ママとの対面を果たし、とつぜん光明真言を唱えて家族を涙させたお父さんですが、1年後は寝たきりに…。

会話をすることもなくなり、我々が顔を見せても「おう来たか」的な反応も薄く、話しかけても無反応に近い感じ。食欲はあるのに体はどんどん痩せてゆくばかりのお父さんですが、容体は安定しているので日中はベッドみたいな車椅子で過ごしています。

本当に、脳梗塞を起こすたびになにかしらの機能が失われていき、あっという間にこのような状態となってしまったことに驚きを隠せない私たち子供たちです。目には見えないお父さんの心が、どうか穏やかであることを祈るばかりです。



というわけで、今年も1年間「おてら通信」を読んでくださり本当にありがとうございました。

それではみなさま、残り少なくなった本年を慈しみ、そして良いお年をお迎えください。



●画像左…上越市立水族館で出会っためっちゃかわいい「シロイルカ」
シロイルカをとなりで見ていた住職の夫が「むかーし子供のころ、おんなじのを見たことがある」と言ったので「あり得ない」と言ったら、およそ50年前、地元の「寺泊水族館」で展示されていた爛丱鵐疋Εぅ襯のホルマリン漬け爐、ホルマリン液でイルカが白く変色していてこのシロイルカにそっくりだったという話でした。………。

●画像右…防衛省ツアー「儀仗広場」でガイドさんより説明を受けるツアー参加者
ツアー参加の申し込みは電話でできますが、やはり生年月日、住所などいろいろと聞かれます(笑)。そして当日は身分証明の提示ありでした。「市ヶ谷記念館」はもともと大本営陸軍部や陸軍省が置かれていた建物です。戦後は東京裁判の法廷として使用され、自衛隊発足後には中心施設として、そして三島由紀夫がバルコニーで隊員に演説をした後に切腹した建物でもあります。


2018/12/01(土)
★「宝物堂」「受付寺務所」冬期閉鎖と「12月即身仏拝観」のお知らせ














12月1日〜3月末までのあいだ『弥彦山スカイラインの冬期閉鎖』にともない、西生寺でも12月10日(月)より、駐車場の「受付寺務所」と「宝物堂」を冬期閉鎖いたします。

「即身仏拝観(年内いっぱい)」や「御朱印」のお申込みは、客殿の向かい側にある庫裡「納経所」での受け付けとなりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さっそく、住職不在のため、12月の「即身仏拝観」が出来ない日時をお知らせいたします。
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≪12月の「即身仏拝観」が出来ない日時≫
◆12月2日(日):終日休観。住職「法要」出席のため。
◆12月12日(水):午前中拝観可。午後より休観。「寺役」のため。
◆12月19日(水):終日休観。住職「人間ドック」のため。

◆12月24日(月):午前中拝観可。午後より休観。「寺役」のため。
◆12月28日(金):定休日。新潟「弘願寺」護摩供法要のため。

≪即身仏拝観≫ 
※年内いっぱいで即身仏拝観は終了。1月〜3月末まで冬期閉鎖となります。
【拝観受付時間】:午前9時半〜午後3時すぎ最終受付
【受付場所】:駐車場「受付寺務所」、12月10日より庫裡「納経所」
【拝観料】:大人(高校生以上)500円、小人(小中学生)300円

≪御朱印≫
住職不在時の「御朱印」は庫裡「納経所」(冬季間)にて狃颪い浸罩爐箸覆蠅泙后

※「宝物堂」見学(無料)は12月9日(日)までとなります。境内は自由に参拝できます。
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というわけで早いもので今年もついに犹嫣爐箸覆蠅泙靴拭

「即身仏拝観」などの観光が爛掘璽坤鵐フ爐貌ると同時に「年末&年始の準備」がスタートします。

(新年の御札作り、お年賀の配りモノ作り、年賀状書き、年忌くりだし、神さまの飾り作り、諸堂大掃除、年始会準備、年始会用食材買い出しなどなど)

今季は倏の瀬爐少しでも楽になるように「(準備を)やれる事から今のうちにやってしまおう!」の号令のもと、住職も私もそれぞれの仕事を早めにスタートさせました。

正月の買い物担当の私は、数日前に爛リスマスを飛び越えて狒瓩も「正月の松飾り」や「お供え餅」を大量に購入、手作りの「西生寺スケジュール帳2019」も早々に作り終えてしまいました。

寺泊「魚のアメ横」や西生寺のある牾ぢΝ爐函¬鑄Э声劼里△覘狷睥βΝ爐鬚弔覆亜嵬鑄Щ灰好イライン」が冬期閉鎖を迎えると、西生寺もいっきに参拝者が減ります。

1月から3月末までのあいだは「即身仏拝観」も休観となり、いよいよ狹焙討雖爐始まります。

3月末の「受付寺務所」OPENから12月の閉鎖まで、毎日ずーっと犹務所勤務爐了笋任垢里如∋務所が閉鎖されるとようやく身動きがとれるようになります。

午前中とかに自由にスーパーに買い出しが行けるだけで「うわあ、お仕事が休みの人みたい」とけっこうな解放感を味わいます。(通常は寺務所が終わった夕方から)

さらに毎年この時期恒例なのが、待ちに待った「お盆の里帰り」です。

忙しい正月準備の合間を縫って、船橋の両親の待つ実家に数日間の「里帰り」をして来ます。のんびり実家に滞在をするのは一年で一度の事なので、私にとっても両親にとっても特別な数日間です。親子水入らずの時を満喫したいと思います。

まだまだ元気とはいえ高齢者の仲間入りをした両親です。持病もあります。しかし一緒に暮らしているわけでもないし、新潟と千葉では距離があり、日頃ちょくちょく実家を訪ねることもできません。歳を重ねるにつれて犲族箸近い周りの友人知人爐里海箸「うらやましいなあ」と思うようになりました。

「健康長寿でぴんぴんころりの大往生」は誰もが願う事ですが、現実にはそれはなかなか叶うものでもありません。

「敬老の日」とかに、メディアがお茶の間に全国の超元気な高齢者の方を紹介するお決まりのヤツも

「こんな元気なお年寄りはほんのひとにぎり」
「闘病中や持病があったり、認知症や介護の不安を抱えている人が大半じゃないか」

とつい冷ややかな目で観てしまいます。

アルツハイマー型認知症や脳梗塞で倒れたこっちの両親(園子ママ、長老さま)が身をもって犖充足爐魘気┐討れたこともあるし、さまざまな人の生死と深く関わるお寺という環境に身を置いているからかもしれません。

ただ「いつどうなっても良いよう」に、今すべき事は今やり、今やりたい事も今やり、続けたい事は細々とでも続け、幸せのハードルを下げまくり

一度きりの人生の悔いを少しでも減らせるように、仏さまと自然に囲まれたお寺暮らしの犧F一日爐髻夫婦とネコ1匹、元気と感謝で過ごすだけです。



●画像左…黄色と赤の見事なコントラスト
寒々しさが増すモノクロな世界の冬の到来を目前に、最後に美しく力強く彩ってくれている境内のイチョウの黄葉ともみじの紅葉。

●画像右…天然記念物「樹齢800年大銀杏」黄葉のじゅうたん
大銀杏と向き合っている即身仏霊堂「弘智堂」の前や階段、下の参道、立像のある踊り場がすべて狢膓箘匹らふりそそぐ黄葉爐防澆つめられてこのような状態となっています。(積雪の前にきれいに掃いておかないと春に大変な事になります)


2018/11/19(月)
★冬への備え。境内樹木の「冬囲い」














あいたたた…首を思いきり寝違えてしまいました。上下左右とも首を動かすことができなくなり、3日目になんとかこうして休み休みキーボードが打てるようになりました。

原因はぜったいいつも一緒に寝ている飼い猫タビーですよ。この日朝目覚めたら、太っちょタビーが全体重をかけて私の首と右肩に抱き付くようにかぶさっていて、私の体と一体化してくーくー寝ていました。

寝返りが打てなかったようで、カチカチに固まった体を動かしたとたん、首から背中にかけて激痛が走りました。いらい、何をするにも「あいたたた…」がすっかり口ぐせで ああ情けない。

園子ママの遺してくれた薬(ロキソニン)が大活躍、日ごろ自由に体が使えて当たり前と思っていることが「じつはそうじゃないんだ」と思い知らされた今、

「元気になってもこの気持ちを忘れないで感謝して毎日を過ごそう」って思うけど、
「のど元過ぎればなんとやら」かもしれません。あいたたた…


という事情により、連日の「落ち葉掃き」はさすがにお休み。首が固まった変な姿勢で「冬囲い」の作業をする庭師さんたちの手さばきを寺務所の窓から眺めています。

狠櫃遼性爐鉢狷讚爐世韻粘鑞僂房木を囲っていきます。「囲い方」はだいたい4種類くらいあるそうで爐っちり丈夫で解きやすい爐箸い専門の結び方もあるそうです。

それにしても広い境内に、数えきれないほど植えられた樹木一本一本に、棒にしか見えない接ぎ木の紫陽花にさえも「冬囲い」を施していく作業は、気の遠くなるような大変な仕事に思えます。

本来、県内でも積雪の少ない地域にある西生寺の冬囲いは、訪れる参拝者のために「雪国の風情を楽しんでいただくための景観づくり」という意味合いもありました。

しかし今年1、2月のような猩続して強烈寒波が襲来、止まぬドカ雪爐澆燭い里数年周期であるので、庭師さんも「気が抜けない」と言っていました。親方は、

「今年はこの間のようなドカ雪でも耐えられるくらいに、いつも以上にがっちりと組んでいるけど、でもそうやって気合いをいれて頑丈に囲った時に限って小雪だったりするんだよね」

と言って笑っていましたが、私は心の底から「親方の予言がどうか当たりますように!」と願いました。

そして私は親方に、泰山木のぼんぼんちゃんの枝葉をなでなでしながら、

「私が一番可愛がっている木でぼんぼんちゃんって言います。前回の雪害でボロボロになってしまったこの子をしっかり守る狡競好撻轡礇襪陛澎呂き爐鬚茲蹐靴お願いします」

と特別オーダーをしました。

もともと泰山木は枝がやわらかくて折れやすいそうです。さらにぼんぼんちゃんは、地面の質が悪いため根の張りが弱く、雪の重みに耐えられず大きくかたむいてしまったのだそうです。

どうかどうか「今季の冬」は気象庁の3ヶ月予報のとおり「小雪暖冬」でありますように…。

前回の異常に厳しい冬の体験は、関東育ちの私にとっては「恐怖のトラウマ体験」になってしまいました。思い出すだけで心臓が縮こまり梅干しを食べたみたいな酸っぱい顔になります。

ちなみに園子ママは生前、「自分が植えた紫陽花の列」に毎年のように特別オーダーをしていて「家の垣根みたいな長い屋根のついたとっても手間のかかる冬囲い」にしてもらっていました。

経理担当の私は「お金がかかるなあ」と思って眺めていましたが、今は「母と嫁で似たようなことをするなあ」と可笑しさがこみあげてきます。

●画像左右…「冬囲い」作業をする庭師さんたち
受付寺務所の窓から見える作業風景。「宝物堂」前の樹木に施しています。「冬囲い」は雨の日も冷たい北風の日も続けられ、だいたい7日〜8日間で終了します。手前にどっさりの猴遒鼠佞了貝爐呂韻笋の葉です。ただいま落葉のピークです。



【追伸】:不思議なお話。寝違えの原因はネコじゃなかった!?

「おてら通信」の更新を終えた日、弘智さまの信者さんから私に電話がありました。その方が2日前に見た夢に私が出てきたのでちょっと心配して電話をくれたのです。

夢の中の私が倏愧罎紡腓な石版を乗せて境内を重たそうに歩いていた爐箸いΔ里任后
信者さん:「なにか石版とか大きな石とかどかしたりしました?」

と聞かれましたが、思い当たる節はありません。ただ、2日前といえばちょうど派手に寝違えた日です!!

寝違えて以降、私の体は首から背中全体にかけて重石を乗せたように重くばりんばりんに凝り固まっています。これってまるで信者さんの夢の中の私、背中に大きな石版を背負って重たそうに歩いている事と関連しているように思えてドキッとしました。

信者さんが私の夢を見た2日前、まさに私は寝違えて犲鷂背中がばりんばりん爐箸い事を伝えました。

信者さん:「ああ、その事だったのですね。良かった。障りがあったかと思いました」
私:「そうか、寝違えの原因はネコじゃなくて重い石版を背負って歩いたからだったのかー」

っていうか、いまだに私が石版を背負ったままだったら…


なんだか不思議なお話でした。


2018/11/01(木)
★11月「即身仏拝観」のご案内














早いものでもう11月です。新潟は日本海側特有の冬の気候(西高東低)、強風でめまぐるしく天気が変わる荒れた「冬型」がぼちぼちと始まりました。まださすがに降っても雨ですが、気温が下がるとこれがみぞれとなり、そして雪となるのです。

日に日に寒くなり荒れた日がふえ、いよいよ牴畊鵑陛澂爐今年も近づいている事を誰もが実感しているいま、新潟県民のあいさつはもっぱら、

「今年の冬はどうなんだろう。このあいだの冬の寒さとドカ雪はひどかったもんねえ…いやだねえ」

みたいな会話になりました。雪国に暮らす者同士でお互いを気遣う気持ちが込められているあいさつです。これが厳しい冬を乗り越えて待ちに待った春がようやく訪れると猝技に越冬できた安堵爐鬚互いに歓び合うあいさつに変わります。なんか田舎は(地方は)あたたかいです。

ということで、今月の住職が法事や法要出席などで不在のため「即身仏拝観が出来ない日時(11月)」をお知らせいたします。

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≪11月の「即身仏拝観」が出来ない日時≫
◆11月3日(土):午前10時半〜午後2時まで休観。「法事」のため。
◆11月11日(日):午前11時まで拝観可。以降は休観。「常例法要」出席のため。
◆11月12日(月):午後より休観。「研修会」出席のため。

◆11月18日(日):午前11時まで拝観可。以降は休観。「常例法要」出席のため。

◆11月26日(月):午前10時半〜午後12時半まで休観。「法事」のため。
◆11月28日(水):定休日。新潟「弘願寺」護摩供法要のため。

≪即身仏拝観≫
【拝観受付時間】:午前9時半〜午後3時半最終受付
【受付場所】:駐車場「受付寺務所」でお申込みください
【拝観料】:大人(高校生以上)500円、小人(小中学生)300円

≪御朱印≫
住職不在時の「御朱印」は受付寺務所にて狃颪い浸罩爐箸覆蠅泙后

※「受付寺務所」、見学無料の「宝物堂」は通常通り開いています。境内は自由に参拝できます(こちらも無料です)。
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ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。


さて先日のこと、住職不在中に地元の「寺泊小学校」3年生の野外授業?みたいのがあり、ふるさとの言い伝えを調べたり、新しく何かを発見したりするという内容で、この西生寺にも子供たちがバスでやって来ました。「宝物堂の見学」です。

先生に「静かに見学するように!騒いではいけません!」と言われていた20人ほどの児童が、ボードを首からぶら下げて手にペンを持ち「宝物堂」の中に入って「展示物」を見ながらいやに狎邸広爐箸笋辰討い燭里如

「それじゃあいかん!つまんないでしょー!」

ついに私は見ていられなくなり犹匐,燭舛好きそうな宝物爐鮓形して、勝手に案内をすることにしました。

「ようこそ、西生寺宝物堂の不思議ワールドへ!」

・江戸時代に妖怪として恐れられていたという雷獣くんミイラ
・インパクトがありすぎる恐ろしい奴のざんげの首(ドクロ)
・体の痛む部分を直してくれるという大きなクジラの御霊験骨

・まるで生きているみたいな迫力の大陸オオカミ夫婦のはく製
・訳あって私は一度も触れていないアフリカの民族伝承のあやしい像
・ミイラ仏そっくりさん、弘智法印即身仏ダミーの木像

「私が好きなモノはぜったいに子供も好きに決まっている!」
なぜか確信している私のインフォメーションは大うけ。

はじめ、先生の言いつけを守りおとなしくしていた子どもたちはついに猖楡爐鬚△蕕錣掘屬錣◆次」とか「すげー!」とか「マジで?」とか「本物ですかあー?」とか堂内は犇淑海離襯張椨爐伐修掘△修靴道笋詫銅呂里覆き犲遡箙兇甅爐砲△い泙靴拭

そしていつしか「本物のミイラが見たーい」「でもお金払わないとダメなんだよー」と騒ぎ始めた子供たちと、困り顔の若い男女の先生。

仕方ない、この中で一番年長の自分がしっかりしなきゃと奮起、ベテラン先生のような口調で(ああ恥ずかしい)、

「本物のミイラ仏さまを見たい人は後日、お父さんとかお母さんとかおじいちゃん、おばあちゃんに頼んで車で見に来てくださいねー」と事態を収拾(笑)、

寺泊小学校3年生の子供たちは「ありがとうございましたー」と声をそろえ元気よく挨拶をして帰って行きました。

「子供の好奇心ってすごいものだなあ、なんか楽しかったなあ」

と思っていたら本当に次の日、さっそくお父さんと一緒に即身仏を観に来た男の子がいました。よっぽど観たかったのでしょう、カワイイ…

で、その子はお父さんの手を引いて「こっちもすごいんだよー」と言いながら、きのう興奮のルツボだった「宝物堂」を、「今度は自分がお父さんを案内するんだ」というやる気満々の気持ちでぐいぐい宝物堂へと導いて行くそのとき、お父さんの放ったひと言がコレでした。

父:「もう時間がないやー。なんじゃ村(100円ショップ)に行かんきゃダメらっけ」

息子:「えーーー何それーーーなんじゃ村なんて行きたくないよーーー、ココがいいよーーー」

精いっぱいの駄々をこねて拒否する男の子でしたが、しょせん子供、車に向かうお父さんの後ろを、八の字にまゆげを曲げ、泣きそうな顔でがっくりと肩を落とし「こんな事ってある?」というような目で受付の私をちらちらと見ながら、車に乗り込み、西生寺を去っていきました。

心中お察し。「子供って不自由だな」という典型的な一場面を目撃した私は「自分は大人で本当に良かった!」と喜びが込み上げてきました。

と同時に、寺泊小学校の訪問で自分自身に新たな発見もありました。

私には子供がいないので爐い泙匹の子供爐筬爐い泙匹の学校(先生)爐鮨閥瓩亡兇犬燭海箸一度もなく、昔からちょっと苦手意識がありました。(いわば得体の知れない存在)

お寺にバスで子供たちがおおぜいやって来ても牘麑椶罵融劼鬚Δがう爐茲Δ覆箸海蹐私にはあったのですが(幼稚園の先生だった園子ママや、中学校の先生だった長老のお父さんとは大違い)

今回みたいに、いてもたってもいられず自ら案内を買って出たり、子供たちと楽しく接することができるよになった自分が意外でもありうれしかったのです。だから「こっちこそありがとう」と言いたいです。



●画像左…エメラルドグリーンの屋根が目印の「宝物堂」(見学無料)
けやきの落ち葉シーズン突入です。1週間ほども続く冬型の雨と強風で境内はケヤキと杉っ葉の落ち葉だらけになってしまっていますが、地面は濡れているし晴れないしで落ち葉も掃けず気がもめます。新潟弁で言うところの「ざれこっぺでみばが悪い(=散らかっていて見た目が悪い)」状態です。

●画像右…今年も始まりました!弥彦神社「菊まつり」と「もみじ谷」紅葉
西生寺の境内のもみじも少しずつ紅葉がはじまりました。今年は秋のたび重なる台風で潮風をたっぷりあびたので、残念ながら息をのむような狄森箸糧しさ爐箸呂覆蕕覆いもしれませんが、毎日気軽に犢藩媼蹐雖爐できるのはちょっとした贅沢です。


2018/10/16(火)
★寺社&史跡がいっぱいの寺泊『つわぶき祭』開催中(〜11/11)














今年も境内に黄色いつわぶきの花が咲きはじめました。つわぶきの咲くころに毎年開催される、その名もずばり『つわぶき祭』が地元寺泊地域で10月13日(土)より始まりました。寺泊地域は爐弔錣屬の群生地爐巴里蕕譴訥です。

そして江戸時代の貿易船「北前船」の寄港地のひとつだった寺泊は猯鮖砲猟爐任發△蠅泙后

寺泊海水浴場の向かい、海岸沿いにある有名な観光地「寺泊魚のアメ横通り」の裏通り、海岸に沿ってずーっと細長く伸びるこの道は、北前船で栄えた頃の集落、密集して家々が並ぶ独特の町並みがそのまま残り今も寺泊中心部になっています。

そして「寺泊」という地名のとおり、寺泊は寺社仏閣がとても多い地域です。

裏通りや、さらにもう一本山側の通りには日本海を望むようにして神社や寺院が連なっています。この寺社仏閣が連なる山側の斜面に群生しているつわぶきが、花の時期になると黄色いじゅうたんのように美しく咲き誇るのです。

約1ヶ月間にわたる『つわぶき祭』では、「文化財をめぐるまちなか散策」や「お福さん縁日」、「お抹茶のおもてなし」などさまざまなイベントがありますが、宗派の違う寺泊の寺院をひとつにまとめた「寺泊仏教連合会」では、今回のつわぶき祭で初めてとなる犹社仏閣めぐり爐痢屮好織鵐廛薀蝓次廚忙臆辰靴討い泙后

詳細は以下の『つわぶき祭』の案内をご覧ください。

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★遊びに行こう!寺泊『つわぶき祭』
【開催期間】:10月13日(土)〜11月11日(日)
【主催】:あかね通りの会
【イベント申込み&問合せ】:0258−75−3228(三上徹人さん)
【てらどまり各種散策MAP配布】:海岸通り寺泊郵便局横「寺泊観光センター」
【駐車場】:無料 「みなと公園駐車場」他、まちなかに数カ所あり
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★イベント紹介
■文化財・寺社仏閣・自然めぐり■
★「寺社仏閣めぐりスタンプラリー」※当山西生寺も参加!!
白山媛神社と「寺泊地区仏教連合会」のお寺をめぐり、スタンプを5個集めて応募すると、抽選で寺泊の特産品が10名様に当たります!!

★「つわぶき坂を育てる会」※申込み不要
【会場】:照明寺
【日時】:10月20日(土)13:00〜「ロマンス街道を歩く」
              14:30〜「寺泊に群生する植物の話」
★寺泊「まちなか文化財めぐり」
寺泊の郷土研究家の先生と一緒に文化財をめぐります。
【開催日】10月21日(日)、27日(土)、11月3日(土)、11日(日)
【時間】:13:00〜15:30分
【定員】:各20人(申込み制です)
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■「お福さん縁日」■
カフェ、甘酒、おしるこ、おでん、ヨーヨー釣りで一服できる休憩所や、寺泊の商店街より美味しいものがたくさん出展、販売いたします。(和菓子、パン、海産物、乳製品、新米など)
【会場&案内所】:つわぶき坂の下エリア 
【開催日】:毎週土・日曜日
【時間】:10:00〜15:00(雨天中止の場合あり)
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■お抹茶のおもてなし■ ※地元菓子店の和菓子付。
【参加費】:チケット300円(お子様無料)。当日購入できます。
【会場 曄Ь般聖内「密蔵院」良寛茶会
【日時】:10月20日(土)、21日(日)12:00〜15:00
【会場◆曄Ь般聖内「密蔵院」良寛ゆかりの茶室でお抹茶のおもてなし
  【日時】:10月27日(土)10:00〜14:00
【会場】:「聚感園」つわぶき茶会
  【日時】:10月28日(日)10:00〜14:00
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以上です。

夏の海水浴や海鮮グルメだけじゃない、つわぶきが可憐に咲く悠久の歴史と寺社仏閣が連なる町「てらどまり」の魅力を多くの方に知っていただきたいと思います。

海岸線(R402)をさらに車で5、6分の高台(元寺泊夏戸小学校跡地)には『トキと自然の学習館ときみーて』もあります。

この施設は佐渡トキ保護の一環で以前から爛肇の分散飼育爐ひっそりとおこなわれていた施設ですが、今年8月20日、来館者が間近にトキを観察できるように大幅にリニューアルされ「佐渡に行かなくてもトキに会える!」と、いま人気となっている施設です。

ええいっ、もうこうなったらよくばりに「まるごとてらどまり」はいかがでしょう。

「つわぶき坂」の下で開催される「お福さん縁日」をのぞき(案内所あります)、つわぶきの咲くまちなかをMAP片手に散策。史跡・神社・お寺を参拝してスタンプを貯めつつ、文化財に歴史を感じながら良寛さんゆかりのお寺でしっとりとお抹茶をいただく。

ランチには雰囲気一変、観光客がいっぱいのにぎやかな「寺泊魚のアメ横」で新鮮な魚介やカニを堪能、最後に『ときみーて』に足を伸ばして、佐渡以外ではなかなか見ることのできない飼育されているトキを観察。(朱鷺色と呼ばれるトキの羽色を生で見て欲しいです。本当に美しいです)

そして目の前の日本海に浮かぶ「トキの里 佐渡ヶ島」に舞う、野生復帰した360羽のトキに思いをはせ「次は佐渡の自然界に生きる野生のトキに会いにいこうかな」なんて思ったりして。
(寺泊と佐渡の赤泊を高速船「あいびす」が往来しています)

秋のさわやかな行楽日和に爍影どっぷり寺泊爐呂いがでしょうか。



●画像左…『つわぶき祭』チラシ(裏面が「寺泊散策MAP」になっています)
●画像右…「寺社仏閣スタンプラリー」西生寺編
「客殿」の前に設置しました。中心部から離れた野積地区で参加している寺院は、西生寺と向かいにある南泉院さまです。ちょっと離れていますがどうぞお参りください。

スタンプはつわぶきの花と寺院名が入っています。スタンプの色が選べて西生寺は緑色をチョイスしました。どこの寺社からでも始められるように「台紙」も置いてあります。黄色い花は境内に咲いていたつわぶきです。これから見頃を迎えます。


2018/10/01(月)
★10月「即身仏拝観」のご案内と新刊「日本のミイラ仏をたずねて」


















10月2日は、当山にお祀りされている「弘智法印即身仏」(弘智さま)のご命日です。弘智さまは即身仏となるための3000日の厳しい修行のあと、1363年10月2日に御入定された狷本最古爐梁┸畔です。

これまでずっと命日の10月2日に、地元の村の方や世間の信者さんが中心に集まって行われていた「弘智講」ですが、昨年から檀家さんが集まって住職の法話や法要を行う爛▲奪肇曄璽爐淵好織ぅ覘爐縫螢縫紂璽▲襪気譴泙靴拭

期日も思い切って10月2日から第1日曜日と変更、さらに参加しやすいように午前中で終了というコンパクトな「弘智講」となって今年で2回目です。

意外と檀家さんにはなじみの薄かった弘智さま。

「せっかく菩提寺が御霊験あらたかな即身仏さまをお祀りしているのにもったいない!」

と檀家総代さんの発案によりこのようなスタイルと生まれ変わったのです。

というわけで今年の弘智講は10月7日(日)です。この日は午前中の即身仏拝観はお休みとなります。

それと今月の、住職が不在となるため『 即身仏拝観が出来ない日時(10月) 』をお知らせいたします。

毎年、農閑期となる10月は「法事」が多い月です。そのため住職が不在となる事が多くご迷惑をおかけいたします。

なお、「受付寺務所」、見学無料の「宝物堂」は通常通り開いています。境内は自由に参拝できます(こちらも無料です)。住職不在時の「御朱印」は受付寺務所にて狃颪い浸罩爐箸覆蠅泙后どうぞよろしくお願いいたします。

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≪10月の「即身仏拝観」が出来ない日時≫
◆10月4日(木):終日休観。「遍照講大会」出席のため。
◆10月7日(日):午前中休観。当山常例法要「弘智講」のため。

◆10月13日(土):午前10時〜午後1時半まで休観。「法事」のため。
◆10月14日(日):午前10時30分〜12時、午後1時30分〜3時まで休観。「法事」のため。
◆10月15日(月):終日休観。「常例法要」出席のため。

◆10月20日(土):午前〜午後12時30分まで休観。「法事」のため。
◆10月21日(日):終日休観。「法事」出席のため。

◆10月24日(水):午後より休観。「月経」のため。
◆10月25日(木)午後より休観。「会合」出席のため(宿泊)。
◆10月26日(金):終日休観。「会合」出席のため。

◆10月27日(土):午前9時30分〜午後1時30分まで休観。「法事」のため。
◆10月28日(日):定休日。新潟「弘願寺」護摩供法要のため。

≪即身仏拝観≫
【拝観受付時間】:午前9時半〜午後3時半最終受付
【受付場所】:駐車場「受付寺務所」でお申込みください
【拝観料】:大人(高校生以上)500円、小人(小中学生)300円
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もうひとつ即身仏の話題を。

土方正志 著:『新編「日本のミイラ仏をたずねて」』(山と渓谷社 1800円+税)

という本がこの夏(8月)刊行されました。(画像左)

ひとことで言うと「全国の即身仏ガイドブック」みたいな本です。

元になっているのが著者の土方さんが、4年をかけて全国18体の即身仏をたずね歩き、1996年(平成8年)に出版した著書「日本のミイラ仏をたずねて」です。

あれからもう22年も経つのですね。当時、著者の土方さんが弘智さまの取材で長老に会いに来た事を私はなんとなく覚えています。

いらい、受付寺務所の手元にずっとこの土方さんの「即身仏の本」があり、目にとまると手に取り爐舛咾舛咾汎匹濘覆爿爐魴り返していた私でしたので狹敲さん爐箸いμ樵阿呂垢辰り私の脳裏に焼き付いていました。

今年の梅雨頃「土方です。22年ぶりに前回の本の新編を出すことになりました」と取材の連絡があった時、

「えっ!もう22年も経ってしまったの!すると私は22年間も土方さんの即身仏の本を爐舛咾舛啼匹澂爐靴討い燭里!」

と、衝撃を受けました(笑)。


そんなわけで、22年ぶりに2度目の取材に来られた土方さんを出迎えた時、私にとって狹敲さん爐錬横嫁間ずっと脳裏に刻まれていた「即身仏本の土方さん」ですので、目の前に猖椰有爐立っている事がちょっと不思議な気持ちになりました。

土方さんによると「新編を出すにあたり、ふたたび全国18体の即身仏を回っていますが、四半世紀という歳月は、想像以上に即身仏をお守りするお寺や家族にもいろいろな変化がありました」とのことでした。

この本を読むと、ふだんは西生寺でお祀りされている弘智さましか頭にない私ですが、どの即身仏さまにもドラマがあることを知ります。

戊辰戦争や廃仏棄釈、災害などなど、幾度となくピンチを乗り越えて、長いあいだ人々の信仰を集め、大切に守られて今に至っているのだなあーということを学ぶのでした。

なぜ全国で僧侶は厳しい修行に耐え、生きながら土中に埋まり、即身仏になったのか?

(じつは「即身仏信仰」は日本だけのものではなく、仏教文化圏のチベット、ネパール、韓国、台湾、ベトナムなどアジア各地に僧侶のミイラが現存し、お祀りされているという事もこの本で知りました)

気さくで元気いっぱいの土方さんが、即身仏を守る寺族や家族から上手に話を引き出して、魅力的に全国の即身仏を紹介しています。ていねいな取材と、時代背景、文献や資料をふんだんに盛り込んだ、読み応えのある狢┸畔百科爐箸發いΔ戮「即身仏のガイドブック」です。

少年のころから爛潺ぅ虔爐剖縮を抱いていたという土方さん。単なる探究心では終わらない「即身仏愛」にあふれる一冊です。ひとりでも多くの方に読んでいただきたいと思いました。



●画像左…8月に出版された『新編「日本のミイラ仏をたずねて」』
●画像右…昨年の「弘智講」の様子(弘智堂前で住職の説明を聞く檀家の皆さん)


【おまけ話】:弘智さまにまつわる新事実!
22年ぶりの「新編」で、新たに分かった新事実には住職も私も本当に驚きました。

福島県浅川町「貫秀寺」にお祀りされている、江戸時代の即身仏さまにまつわる新たな資料が発見され、なんとその即身仏さまの正式なお名前が「弘智法印宥貞(こうちほういんゆうてい)」であることが分かったというのです!!

詳しいことは分かりませんが、当山の即身仏「弘智法印」の名前があるというのは、何かご縁があったからに違いなく、

「もしかしたら、江戸時代には弘智さまはかなり有名な即身仏だったので(芭蕉も参拝しています)、自身が即身仏となる決意をした時にその名をあやかったのかもしれない」

「福島はとなりの県だし、もしかしたら弘智さまを参拝したかもしれない」

と住職とふたり、想像をふくらませ胸をわくわくさせながら盛り上がっています。新編本では、私が土方さんからその事実を初めて聞いたとき、思わず

「わあお、弘智さまに弟ができたのですね!」

と言った犂遒咾慮斥姚爐泙任靴辰り紹介されています。


2018/09/16(日)
★お彼岸「中道(ちゅうどう)3つの心」














つい先日お盆が終わったかと思っていたらもう爐彼岸爐任后「お盆」はご先祖さまがこっちの世界に里帰りをして、私たちとご先祖さまと一緒に過ごす期間でした。

「お彼岸」はというと、こっち世界の私たちが爐墓参り爐鬚靴董

「ご先祖さま、お元気ですか?いつもありがとうございます」

と、ご先祖さまに呼びかけて、近況報告やあいさつをする期間です。


秋分の日である9月23日(日)は、お彼岸期間中の真ん中の日「中日(ちゅうにんち)」です。春と秋の2度の「中日」は夜と昼の長さが同じになります。

仏教ではこの日を「中道(ちゅうどう)」と呼びます。

「中道」とは猜个蕕覆ぁ覆たよらない)爐箸いΠ嫐です。

ひとことで言いますと「かたよらず 心を広く保つことが大切」ということです。

つまり「かたよらずに広〜い心で生きると牾抬爐任垢茵廚箸いΔ海箸任后


では、心を広く保つため、かたよらないためにはどうすればよいのでしょう?

そのためにはまずは、こだわらないこと。

そして、とらわれないこと。

つまり、

・「こだわらない心」
・「とらわれない心」
・「かたよらない心」

この「3つの心」が大切なのです。

こだわると、それにとらわれてどんどん心が狭くなり、かたよってしまう。


なんか非常に耳が痛いです。

しかし、

「こだわって、とらわれて、かたよって、心がキツキツになってしまう」

という思考パターンに陥りがちな私でしたが、この「3つの心の教え」をなんとなく心の片隅に意識して暮らすこと3年…

あら不思議、以前は間違いなく爛疋張椨爐縫魯泙辰突遒噌んだりイライラしていただろう状況に対しても狎止めで阻止できるような流れ爐できつつあるみたいなのです。


葛藤中の、私の爐海海蹐寮辞爐鯤源に表すとこんな感じ。

:おっとヤバイよーその考え方、良くないヤツだよ。
:とりあえずいったんリセットして心を広〜く広〜くしよう。

:そのこだわりは本当に必要なの?
:自分で勝手にとらわれてガチガチしているだけなんじゃないの。
:よく考えたらアホらしくない?解放〜、解放〜、


毎日どんな時も「広〜い心を保つ」というのはなかなか難しいですが、「3つの心」を心に留めておくだけでも、以前よりずいぶん気持ちが楽になりました。(年のせいもあるのかも)


・「こだわらない心」
・「とらわれない心」
・「かたよらない心」

この「中道の教え」をみなさんも意識して毎日を過ごしてみてはいかがでしょう。

猝軌嫐なこだわり爐ら解放されて、かたよらずに広〜い心で生きると牾抬爐任垢茵

お墓参りもお忘れなく。


●画像左…庫裡前の「白い彼岸花」
白い彼岸花ってちょっと珍しいと思うのですが。いつのころからか、庫裡の前の「苔の庭」に一本だけ咲くようになりました。

●画像右…野仏エリアの「赤い彼岸花」
夏の暑さなのか最近の長雨のせいかはわかりませんが、今年は例年より一週間も早く彼岸花が咲きはじめました。


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