西生寺 おてら通信

◆即身仏霊場西生寺 おてら通信◆

このホームページを制作管理しておりますわたくし、住職の妻によって発信されるページです。西生寺からのお知らせや、お寺での暮らしの中で感じた事、お寺とは全く関係のない話など、肩の凝らない内容を毎回少しづつ、気ままに更新していく予定です。


2020/02/08(土)
★御本尊さま「御開帳」は10月4日(日)〜11月15日(日)














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◇◆12年に一度 秘仏御本尊阿弥陀如来「吉例大開帳」のお知らせ◆◇

【御開帳期間】:令和2年10月4日(日)〜11月15日(日)

天平5年(西暦733年、奈良時代)に開山した西生寺は、1287年もの長い歴史を有するお寺です。そんな当山の御本尊「上品上生阿弥陀如来仏」は「子年(ねどし)」の御開帳期間以外の12年間はずっと御厨子の扉が閉ざされたままとなっていて、そのお姿を拝むことはできない秘仏となっております。

今年は「御本尊阿弥陀如来」さまの12年に一度の御開帳の年です。

現世の安穏や極楽往生などなど大変ご利益のある御本尊「阿弥陀如来」さまのお姿をぜひこの機会にご参拝いただき狄瓦旅ぁ覆△)爐鰺遒箸掘△垢辰りとした清らかな気持ちになっていただければと思います。皆さまのお参りを心よりお待ち申し上げております。
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立春を迎えた今ごろから厳しい寒さの寒波がようやくというかついに訪れてしまいました。積雪はないですが、荒れた天候と久しぶりの氷点下の凍える寒さが身に応えます。

今年は秋に阿弥陀さまの御開帳がありますし、前回2008年の御開帳の時の画像を見つけたのでさっそく載せてみました。

●画像左はお姿を見せた阿弥陀如来仏の「印」を結んだ手元です。

「印」とは仏さまの手話みたいなもので、それぞれの仏さまによって結ぶ「印」の形とその意味が違います。

当山の阿弥陀如来さまは、9クラス(九品印)ある阿弥陀さまのうちの、最上級とされる「上品上生(じょうぼんじょうしょう)の阿弥陀如来仏」ですので、上品上生の阿弥陀さまならではの「印」を結んでいます。

阿弥陀さまの「印」の意味はずばり「極楽往生(ごくらくおうじょう)」。

「あの世へと旅立つ爐修了爐来たら極楽浄土からお迎えにあがりますよ。あらゆる衆生の民を極楽浄土へと導き救済しますよ」という意味です。

御開帳期間中は、このように印を結んだ両手に赤い紐が結ばれ、この紐は五色紐となり本堂の外まで伸びています。参拝者が紐に触れると阿弥陀さまに触れたことになり御利益がいただけるというわけです。

●右の画像は御開帳初日の「開白法要」の様子です。

「客殿」より僧侶が列をなしてさらに高い敷地にある「御本堂(阿弥陀堂)」へと境内を練り歩く様子です。私がこの画像を選んだ理由は、行列に朱色の特別な法衣を身にまとった晴れ姿の、今は亡き長老のお父さんを見つけたからです。(中央の人物)

12年前のお父さんといえば77歳。当時「へえおらった(自分と妻の園子)、これが最後の御開帳だてばね」と家族の食卓でにこやかに話していたお父さん。母は3年前の4月に亡くなり、父は今年の4月が一周忌です。

「本当にふたりにとって最後の御開帳だったんだなあ…」

と、12年前のこの画像を見て犖亀い覆佞燭雖爐鮖廚そ个契擇覆気こみあげてきました。このころのお父さんは庫裡の縁側で横に園子ママを置いて?夫婦で世間話をしながら寒風摩擦をしてたっけなあ…。

私も「次がある」なんて考えないで、今年の秋の御開帳をつつがなく迎えるための準備に全力投球、晴れやかな気持ちで阿弥陀さまと12年ぶりの再会を果たし、阿弥陀さまとともに過ごす特別な時間を大切に過ごしたいと思いました。

西生寺には個性的なキャラクターの仏さまがたくさんいらっしゃる中で、阿弥陀さまは正統派中の正統派の仏さまです。

さすがは如来さま、御本尊さまという感じです。性格はとてもおだやかで物静か。貫禄たっぷりの金色のお姿は、何事にも動じず私たちの迷える心を救い、安心とやすらぎを与えてくれる慈悲のオーラに包まれています。


ということで「阿弥陀さまのお話」も今回はここまでとし、新潟に遅い真冬が訪れたところで、今年もまた1か月ほど南国タイに猗魎┐里劼箸衫広爐暴个泙后従って「おてら通信」は春までしばらくお休みいたします。

新型コロナウィルスの感染が日増しに拡大をしている中での旅行はちょっと不気味でいやな感じがしないでもないですが、一年に一度きりの休暇ですし、旅行者のいないド田舎に潜伏して、お寺参りや大好きなメコン河でものんびり眺めています。

マスクと文庫本をスーツケースにつめこみ、ウイルスと野犬と腰に気を付けて元気に行ってまいります!


2020/01/15(水)
★冬ごもり














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◇◆秘仏御本尊阿弥陀如来「吉例大開帳」のお知らせ◆◇

今年は「御本尊阿弥陀如来」さまの12年に1度の御開帳の年です。
下記の期間を予定しております。皆さまのご参詣を心よりお待ち申し上げております。

【御開帳期間】:令和2年10月4日(日)〜11月15日(日)
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例年なら雪になるのに、今年はどんよりとした鉛色の空から降るのは猯笋燭けとみぞれ爐箸いζ々が続く沿岸部の新潟です。この時期に牘の降る音爐聞こえるなんてありえないことです。

重労働の雪かきや危険な凍結もなく、新潟の冬が大の苦手な私には大変ありがたいのですが、雪不足で困っている地域やお仕事もあるのでちょっと複雑な気持ちです。


さて、檀家さんが集まる「年始会」も終わり、忙しかった年末年始も過ぎ去り、「駐車場受付寺務所」も「拝観」も春までお休みなので、ようやく冬ごもりの「だっくらオフシーズン」が始まりました。

午前中から夕方までの「受付寺務所勤務」(無休)がないおかげで、部屋にこもって好きなことをしたり、スーパーの買い出しが日中に堂々と行けたり、好きなだけ台所に張り付いて煮込み料理ができたりすることは爛フシーズンならでは爐了間の過ごし方です。

今季は例年のように積雪や吹雪に閉ざされて「ひとっこひとり来ない静寂のお寺暮らし」という状況にはなく、冬眠中のクマみたいな爐匹辰弔蠹澆瓦發蟯境爐郎のところありません。

身の回りに積雪がなく、しもやけが1ヶ所もできないまま、このまま冬が越せるならこんなに楽で助かることはないのですが、この先どんな展開が待ち受けているのやら…。

毎朝外に出る時、新調した雪かき用スコップやスノーブーツが新品のまま玄関で出番を待っているのを見ると「このまま雪かき無しでいけるかも?(期待)」と「いやいやそんな越後の冬は甘くないでしょ(疑心)」が毎回心の中でぐるぐると葛藤するのでした。



●画像左…1月3日「年始会」の総会の様子
庫裡で行われた総会。集まった檀家さんを前に年頭のあいさつをする住職。

●画像右…新年の「阿刀家」の様子
群馬より、吹きガラスと手作り帽子の「六箇山工房」を運営している妹夫婦が、フランスより自然派ワインに携わっている甥っ子兄(29歳)と、甥っ子の幼なじみの大親友がそろって来山し、とっても賑やかで楽しいひと時を過ごしました。

実家といえども長老と園子ママはもうこの世にはいないけれど、こうしてこれまでと変わらずに、きょうだいや甥っ子が寄り付いてくれるのはうれしいものです。(画像左よりガラス造形作家のカナメさん、甥っ子兄の貴翔、甥っ子の大親友のかずちゃん、住職の妹の帽子作家のひろみさん)


2020/01/01(水)
★子年(ねどし)は西生寺にとって特別な一年です。


















皆さま新年明けましておめでとうございます。
本年も西生寺と「おてら通信」をどうぞよろしくお願いいたします。

ことし一年が皆さまにとって無病息災、家内安全、病気平癒、各願成就、すばらしい年でありますよう心からお祈り申し上げます。


「歳徳さま(掛け軸)」にお経を唱える住職と一緒に手を合わせ、これを食べないと年を取れないという倏取り魚爐痢岷引き鮭」を食べ、無事に新しい年を迎えることができました。

今年の日本の、いや世界最大のイベントといえば夏の「東京オリンピック」ですが、当山にとって子年(ねどし)の本年は爍欧牒爐梁臉擇聞垰がある特別な一年です。

ひとつは、当山西生寺の御本尊「阿弥陀如来さま」の12年に一度の御開帳の年です。

本堂の「阿弥陀堂」は外からお参りはできますが、御本尊さまはお厨子に御安置されていて、ふだんは扉が閉じられているのでお姿を拝観することはできない猗詈爐箸覆辰討い泙后

西生寺では昔から12年に一度、子年(ねどし)に御本尊さまの「子年吉例大開帳」を行ってきました。

なぜ子年(ねどし)なのかというと「子年は豊作や子孫繁栄などの縁起の良い年といわれているから」だそうです。

「御開帳期間」は秋の10月4日(日)〜11月15日(日)を予定しています。10月4日(日)は「開白法要」を開催しますが、詳細は追ってご案内いたします。


もうひとつは、こちらも12年に一度、子年に行われる「弘智法印即身仏さまの御衣替え」です。弘智さまが12年間身に着けていた着衣を新しいものに取り換える儀式です。

弘智さまの大信者の方が毎回施主となり、即身仏のサイズに合わせてオーダーして生地から染めて作った狷鍛蹐琉瓩箏矯性爐鯔莢鸞靴┐討ださるのです。

「御衣替え」は阿弥陀さまの御開帳とは違ってオープンにせず、お堂を締め切り施主と住職のみでひっそりと行われます。

寺庭の私ですら、その様子を見ることは許されません。4時間ほどかかる儀式のあいだ、ひたすら待っているしかありません。

御本尊「阿弥陀さまの御開帳」も「弘智さまの御衣替え」も私は今年で3度目となります。

12年に一度の行事なのに3度目なんて「自分、何年西生寺にいるんだ?」って今、思いました(笑)。(1度目25歳、2度目37歳、今年49歳です)

4月には長老さまの「一周忌法要」もありますし、阿弥陀さまの御開帳で募った御寄付で「客殿屋根の修繕」や「畳替え」などの事業も控え、いろいろと忙しくなりそうな一年です。それを口実に?真冬のオフシーズンはだっくらと過ごし、体力気力を温存したいと思います。



●画像左…檀家総代さん作「子年のネズミの切り絵」
毎年「新年の干支の切り絵」を総代さんよりいただいています。秋ごろから作り始め、約200枚も作るそうです。

●画像右…元旦の朝「雪化粧の西生寺」
新年の朝に久しぶりの雪が降りました。モノクロ写真ではありません。冬型特有の灰色の世界です。


●恒例?檀家総代さん直伝:「子年・ネズミについての豆知識」
切り絵の裏面は「豆知識」がぎっしり印刷されています。先日、総代さんの了承を得たので紹介したいと思います。ちなみに私にとってネズミは、飼い猫タビーのおかげで一番身近な小動物です。

ネコを飼う前、一度だけ家の中でネズミが大発生した年があって、その時はなぜか住職のジーンズのポケットが「ネズミの食料庫」になってしまい、細いかりんとうが数本入っていて、ふたりで大笑いした思い出があります。

◎十二支の最初の干支(えと)、ネズミとは?
ネズミは、ネズミ目ネズミ科に属する哺乳類。一部の地域を除き、地球上に広く分布・生息するネズミは、その種類も1800にも及ぶといわれます。繁殖力が強く「ネズミ算的に増える」という言葉もあり、一回に20匹近くの子を産む種類もあるようです。

◎子年(ネズミ年)生まれの人の性格は?
・素直で正直で人付き合いがよく、働き者です。表面上は落ち着いて見えるものの、内面は怒りっぽい面がありますが、顔に出さないので穏やかな人と思われることが多いです。
・頭脳明晰な人が多く、明るく、社交的です。にぎやかなことが大好きで、周りに人が集まってくるタイプです。ただ、好き嫌いが激しい面があり、人を選びます。
・友達や同僚、家族を非常に大切にします。そのため、他人のプライベートの問題も自分のことのように首を突っ込むため、お節介な人と思われることもあります。
・環境適応能力が高く、どんな職業に就いても成功します逆境に強い面も持っていて、どんな問題が起きてもあわてることなく対応します。

◎子年生まれの有名人は?
北島三郎、森山良子、由紀さおり、マツコ・デラックス、片山愛之助、常盤貴子、黒木瞳、木村拓哉、中居正広、長嶋茂雄、赤川次郎など。


2019/12/24(火)
★今年もありがとうございました。














西生寺の年末の風物詩、目の前の日本海で獲れた鮭で作った大きな「塩引き鮭」のカナ(オス)が2匹、軒下に吊るされました(画像右)。惚れ惚れするほど恐ろしい形相でぶらんぶらんと寒風に揺れながら大晦日めざして熟成中です。

皆さんもそうだと思いますが、毎度ながらに忙しい師走を過ごしています。今年は4月22日に長老のお父さんが90歳で亡くなったので阿刀家としては狒喘罩爐覆里任垢、西生寺としてはいつもの正月を迎えるために爐年賀や年始会の準備爐破擦靴ふだんと変わらない年の瀬となっています。(2年前の園子ママが亡くなった時もそうでした)

暖冬で今のところ積雪ゼロ、氷が張ったり手がかじかむような厳しい寒さもなく大変ありがたいです。しかしこれからが冬本番。気が抜けないのです。暖冬はネズミが出没するらしく、飼い猫タビーは毎晩が「ねずみ収穫祭」です。張り切って私のところに持ってくるのでこちらも気が抜けません。

それにしても一年はあっという間。昨年の今ごろは「平成最後の〇〇」とか言ってましたっけ。4月の新元号発表と即位に世間は沸き、お祝いムードのGW(10連休だった!)は「平成から令和の御朱印」で当山も忙しかったなあ…。

しかし秋に集中した台風災害の被災地の復旧は現在進行形だし、首里城は全焼してしまったし(ショック)、6月18日(火)夜には新潟県北部(山形県境)で大きな地震があり、我々の暮らす野積地区でも深夜「津波警報」(津波到達時刻)が繰り返し不気味に鳴り響きました。

「そんなこともあった」「あの頃が早くもなんだかなつかしい…」とのんきに思えてしまうのはありがたいことなのかもしれません。

そんな今年一年を「西生寺(阿刀家)の出来事」で振り返ってみます。

・暖冬少雪のありがたい越冬。(その前の年が記録的な寒波とドカ雪だったので拍子抜け)
・3月下旬、ずっと寝たきりの長老さまが口から飲食できなくなり点滴となる。

・4月11日、園子ママの「3回忌法要」。村のカフェレストランを貸し切ってお斎(とき)。
・4月22日、長老さまが入所中の施設で静かに息を引き取る。享年90歳。
・4月25日「お通夜」、26日「告別式」を当山西生寺で執り行う。

・5月、客殿の扉を改修してハート型の「猪の目模様」が完成。
・6月4日、長老さまの「四十九日法要」。

・7月、飼いネコが「急性毒物中毒」で緊急入院し一命をとりとめる。境内の毒草摂取か?
・盆前、住職が境内の雑木を伐採中に10ケ所以上もハチに刺され、ふらふらになる。

・8月、長老さまの「新盆」。精霊棚にお父さんと園子ママの好物をお供えする。
・気温40度越えの日、パソコンが壊れる。新しいのに買い替え、慣れるまでひと苦労。

・10月、弘智講の後に有志の「奥の院調査隊」が12年ぶりに奥の院へ。隊長は総代さん。
・台風18号・19号の暴風で「樹齢800年大銀杏」の大枝が2度続けてぼっきり折れる。
・秋、アメリカ人団体御一行さま来山。松尾芭蕉を研究しているとのこと。

・11月、私が腰を出して(ヘルニア系腰痛)激痛で動けなくなる(完治に2週間以上)。
・秋冬2回、北欧デンマーク人団体御一行さま来山。団体名は「村上春樹ツアー」なり。

・12月、実家に「里帰り」で相当久しぶりに高校時代の親友3人に会う。楽しかった!
・飼い猫タビーが受付で猫好きの参拝客に毎日なでなでされ、立派な「看板ネコ」に成長。


とまあこんなところです。大好きだったお父さんがこの世を去り、喪中のなか住職がハチに刺され、飼い猫タビーが毒草を食べて死にかけ、愛用のパソコンが壊れ、大銀杏の幹級の枝が折れ、私が腰を出して動けなくなる…

なんだかあまり良い事がなかったようにも感じる一年ですが、地味だけどそれなりに充実していた一年だったとも思います。いろいろありましたが仏さまの御加護でこうして元気に年の瀬を迎えることができました。感謝です。

皆さんはどんな一年だったでしょうか。今年も一年間「おてら通信」を読んでくださり本当にありがとうございました。どうぞ良い年をお迎えください。



●画像左…「新潟古町いまむかしカルタ」より当山が兼務する「弘願寺」の爐貝
年末にうれしいプレゼント。新潟市歴史博物館と市内の小学校が協力して制作したカルタが届きました。新潟市中心部の歴史のある「古町(ふるまち)地区」の歴史を児童が学んで歩き、寺社や子供目線で見つけた気になる風物をカルタにしたそうです。

繁華街ふるまちのど真ん中にある弘願寺の「大きな弘法大師像」はインパクト絶大!大人も子供もお寺の前を通ると一度は見上げずにはいられないのです。写真に収める人も後を絶ちません(笑)。(お寺の向かいは有名なラーメン店「白寿」です)

御本尊「不動明王」の日である毎月28日午後1時より「住職の法話」と「護摩供法要」を行っております。どなたでもご自由にご参拝いただけます。買い物途中に「お、めずらしく開いているぞ」とふらりと立ち寄る方も多くいらっしゃいます。

●画像右…寒風で旨味を増す新潟の年取魚「塩引き鮭」
喪中なので正月料理はいっさい作りませんが「塩引きだけはどうしても食べたいっ!」(by住職)ということで用意しました。


2019/12/01(日)
★即身仏拝観「冬期休観」のお知らせ














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12月9日(月)より来年3月末までのあいだ「即身仏拝観」と「宝物堂見学」は狹澳休観爐箸覆蠅泙后C鷦崗譴痢崋付寺務所」も閉鎖されますので、冬期間の御朱印やご供養等の受付は、大きな屋根の「客殿」正面脇にあります庫裡の「納経所」で行います。

【即身仏拝観・宝物堂見学】:3月末まで「冬期休観」です。
【御朱印】:住職不在時の「御朱印」は狃颪い浸罩爐箸覆蠅泙后(300円)

【境内参拝】
:自由です。積雪量によっては参拝路が雪で通行止めになります。
(なるべく「水子さまエリア」だけは真冬でもお参りができるように努めます)
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【12月8日(日)までで住職不在により「即身仏拝観」ができない日時】
◆12月4日(木):午後より休観。
◆12月7日(土):午後1時半より休観。
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以上です。よろしくお願いいたします。

本格的な冬の到来を迎えて新潟県内の平野部でもついに初雪が降りました。今年も残すところ1か月となり早くもこうして「冬期休観」のお知らせをする時期となりました。

その年によってドカ雪だったり暖冬だったりと、お寺を取り巻く「冬の状態」はさまざまですが、いずれにしろ暴風や悪天続きの越冬は倏β僂竜╂甅爐吠僂錣蠅覆「弥彦山スカイライン」が雪のため春まで閉鎖されて参拝者も途絶える冬は毎年、西生寺も冬ごもりです。

それとおかげさまで痛めた腰は順調に回復しました。一時はどうなるかと思ったけれど、治るなんて半信半疑だったけれど、薬のサポートを受けつつ自分自身の(人間の)治癒力にはほんと感心させられました。

そして今回のヘルニア系腰痛の一件で私はひとつ犹箸┐訖軍稱朖爐魍个┐泙靴拭ズバリ、

「腰が出る」

です(笑)。さまざまな事情によりさまざまな症状で腰を痛めて動けなくなってしまう事を、新潟弁では全てひっくるめてたったひとこと「腰が出る」と言います。これがかなり便利なワードなんです。

「腰が出た」「腰を出した」

いちいちあーだこーだと説明をする必要はゼロ。このワンワードで新潟の人は瞬時に一大事を察し「それはせつないねえ。無理しなさんな、お大事に…」と最大限の同情を込めていたわりの言葉をかけてくれます。

またウワサをする時も簡単です。

「あの直子さんが腰を出したんだって!」
「へええーー」

日常の会話をシンプルに簡潔な言い回しに進化させた「方言」の良さを再認知しました。


さて、先月、フランスの甥っ子弟の貴能(28歳、オステオパス(整骨整体師))が大学時代の友人というフランス人の男の子3人を連れて西生寺に遊びに来てくれました。

外国人旅行者専用のJR乗り放題のパスを利用して、東京、広島、神戸、京都、金沢、新潟、東京と、4人で2週間ちょっとの「日本周遊旅行」だそうです。

この日は金沢から列車を乗り継ぎ、午前中に旅館にチェックインを済ませたあと、タクシーを利用して来てくれました。そういえば甥っ子が金沢からの電話で「奮発して岩室温泉でいちばんの高級和風旅館をフランスで予約したんだ」と言っていたっけ。

話を聞くと、4人は同じ大学の同期の子たちでした。甥っ子が通ったパリ郊外の「オステオパシー専門大学」で6年間、売店の2ユーロの犒礇泪坤丱吋奪肇汽鵐畢燹覆△譴魯僖鵑犬磴覆い氾時甥っ子は言っていた)をかじりながら共に学び、国家試験に合格してオステオパスになったのです。

つまり、甥っ子を含め私の目の前にいるフランス人の青年たちはみんながオステオパス(整骨整体師)だったのです。

日本人経営のラーメン屋のバイトをやめて(副店長まで上り詰めたらしい)、パリ市内に「クリニック」を開業してオステオパシーひとつでがんばっている甥っ子と同じく、友人の3人も独立してパリや近郊でクリニックを経営しているそうです。

ひとりが2度目の来日、2人が初めての日本ということですが、全員が「日本が大好き!」とのこと。(ひとりは完全にマニアックな日本オタクで、京都で1本4万円もする猝狼柴本刀爐鬘核椶眷磴辰燭修Δ任后)

「日本のどこが好きなの?」と素朴な疑問をしてみると、
(彼らの言ったままを並べてみます)

・すばらしい日本食を本場で食べる幸せ、神戸ビーフ、とんこつラーメンLOVE
・日本の地形は南北に長いので地方ごとに個性があり、独自の食文化があること
・歴史を感じさせる寺社仏閣、仏像、日本庭園、日本家屋、古い街並み
・西洋とはまったく違う日本独特の伝統芸能や美術の数々、和装
・フランスでも大人気の漫画アニメやコスプレなどのポップカルチャー
・日本人は親切、道路や街が清潔、治安がいい、平和

日本人なら当たり前の裸で入る温泉、和風旅館の畳の部屋や布団で寝ることも、我々が思っている以上にとってもユニークでわくわくする異文化体験なのだそうです。

先に旅館にチェックインを済ませてタクシーで来た4人ですが、なぜか手にはコンビニの袋をたくさんぶらさげています。Why?

聞けば「半分はこれからお寺で食べるお昼ご飯。のこり半分は宿で食べる夜ご飯」というではありませんか!

岩室温泉でいちばんの高級和風旅館に宿泊するのに、夕食はコンビニ弁当???

なんと「夕食なしの一泊朝食付き」プランを申し込んだのだそうです。しかも朝食だけなのにけっこうなお値段じゃありませんか。ああ、もったいない。

「せめてコンビニ飯じゃなくても、温泉街にもいろいろおいしいお店もあるのに…」
と言うとズバリ「節約!」との返答。

「君たち、節約するところが違うだろー」

と私は叫んでしまいました。笑



●画像左…黄葉の「樹齢800年の大銀杏」
●画像右…甥っ子とフランス人4人組
昼も夜もコンビニ飯ではあまりにかわいそうなので、お昼にあり合わせで「肉雑煮」を作りました。おもちはひとり2個。甥っ子以外は爐餅初体験爐箸で、お餅がスティッキーにびよーんと伸びるのを不思議がっていました。

このお餅が、初体験のフランス人にはかなり爐匹辰弔雖爐箸たようで(たった2個なのに!)私が部屋に顔を出した時、甥っ子以外はみんな画像のように「満腹」すぎて伸びていました(笑)。


【おまけ話】:日本の整体や接骨院とオステオパシーの違い
日本ではオステオパシーはマイナーですが、欧米ではポピュラーです。日本国内にオステオパシーの資格を持つオステオパス(施術者)は300人程度しかいないそうです。
肩こりや腰痛、頭痛などを緩和させるマッサージ的な要素もありますが、オステオパシーは患者さんとの「問診」と「触診」をとても大切にします。患者さんの体を手で触診して体の不調の原因を突き止めてから「施術」します。欧米では体に不調を感じた場合、まず行きつけのオステオパシーへ行って診てもらい、先生にアドバイスをもらってから病院へ行く、というのが普通です。


2019/11/17(日)
★晩秋の西生寺で…














もみじの紅葉と落ち葉のピークを迎えた晩秋の西生寺です。毎日激しく?落ち葉掃きをしたためか思いっきり犢爐鯆砲瓩討靴泙い泙靴拭ここまで深刻なのは20代の時に椎間板ヘルニアをやって以来です。

何をするにも電気ショックのような犢が抜ける激痛爐走り日常生活が一変、受付の仕事もやっとこ、キーボード打つのもやっとこの情けない状態で、楽しみにしていた寺庭婦人仲間の「女子会」も泣く泣くキャンセルをしました。

靴下も自分ではけないし、寝起きの時の激痛といったら!観念して夫に連れて行ってもらった整形外科の診断の結果、以前ヘルニアで患った場所、背骨と背骨のすき間が炎症を起こし神経を刺激しているとのことでした。

スポーツをしている人に評判の良い整形外科のその先生は、ジョギングを趣味としている私の筋肉を調べてくれました。すると先生もびっくりするくらい筋肉がめちゃくちゃ硬いことが判明。

筋肉が硬いと、しなやかじゃないぶん衝撃やねじれに弱く、運動でちょっと無理をすると肉離れやねん挫、除雪やかがんだ姿勢などで腰を痛めたりしやすくなってしまうのだそうです。

何もかもが身に覚えのあることばかり。私は風邪もひかないし胃とか内臓系は丈夫だけど、軽いねん挫と腰痛、寝違えはしょっちゅう。そもそも20代のヘルニアも当時最盛期だったゴルフをしたいからとスイングの練習をしていて患ったものでした。

良い筋肉は爐靴覆笋爐覆里世修Δ任后0賣のアスリートの筋肉はほんとうにしなやかなのだそうです。自分の体が硬いのは知っていたけど、硬い筋肉がケガをするリスクを高めているなんて事は考えたこともありませんでした。

最後に整形外科の先生に「長年の日課となっていたジョギングができないので毎日張り合いがない」と言ったら、

「気持ちすごくわかります。絶対に治るから、今はイメトレ(イメージトレーニング)をしっかりとしましょう」

と、まるで故障したアスリートに言うように笑顔で言ったので笑ってしまいました。おかげで「痛いし不甲斐ないし不安だし…」とがちがちだった狄瓦龍敍″が久しぶりにほぐれました。

体の筋肉は硬くても心はしなやかな人間でいたいです、ね。

というわけで、園子ママの遺してくれた「花柄のオシャレなグリーンの杖(つえ)」が立ち座りの時に大活躍しています。園子ママが「直子さん、せつないけどがんばって」とそばで見守ってくれているような気がします。しばらく園子ママと同行二人です。



●画像…境内のもみじの紅葉
オレンジ色のもみじは、よく見ると「冬囲い」が施されています。庭師さんが一週間かけて境内じゅうの樹木の冬囲いを終えたばかりです。雪国の新潟では着々と「冬支度」が進んでいます。


2019/11/01(金)
★11月「即身仏拝観のご案内」とお弥彦さま














住職が法事などで不在となるため11月の『 即身仏拝観が出来ない日時 』をお知らせいたします。11月2日(土)からの3連休は法事と法要出席が重なり、即身仏拝観可能な時間が限られてしまっていてほんとに申し訳ありません。
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≪住職不在のため、11月の「即身仏拝観」が出来ない日時≫

◆11月24日(日):午後より休観。檀家さん月経のため。

◆11月26日(火)〜27日(水):終日休観。「葬儀」のため。

◆11月28日(木):定休日。新潟「弘願寺」護摩供法要のため。
◆11月29日(金):午後より休観。「研修会」出席のため。

≪即身仏拝観≫
【拝観受付時間】:午前9時半〜午後3時半最終受付
【受付場所】:駐車場「受付寺務所」でお申込みください
【拝観料】:大人(高校生以上)500円、小人(小中学生)300円

≪御朱印≫
住職不在時の「御朱印」は受付寺務所にて狃颪い浸罩爐箸覆蠅泙后(300円)

※「受付寺務所」、見学無料の「宝物堂」は通常通り開いています(28日を除く)。
※境内は自由に参拝できます(こちらも無料です)。
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以上です。よろしくお願いいたします。

さて、早くも11月です。境内に群生するツワブキの黄色い花が満開の見ごろをむかえ、黄色の花束がゆらゆらと風に揺れています。境内のもみじの紅葉はこれからが本番ですが、今年は台風の潮風をもろに浴びてしまったので極採色はあまり期待できないかもしれません。

秋の風物詩、11月といえばやはり越後一宮「弥彦神社」境内で毎年開催される「弥彦菊まつり」がいちばんに思い浮かびます。

近年はこの「菊まつり」に、弥彦神社のそばにある「弥彦公園もみじ谷」の紅葉もセットで観光するというのがすっかり定着したようです。

例年ですと西生寺も、

『弥彦菊まつり→弥彦山スカイライン→当山を拝観→寺泊魚市場で買い物&昼食』

というパターンで「菊まつり」が始まるとそれなりに賑わいを見せるのですが、今年は弥彦神社と海側の西生寺をつなぐ『弥彦山スカイライン』が土砂崩れでずいぶん前から狡鵡垰澆甅爐箸覆辰討い道椎阿任后

じつは、この弥彦神社の神さま「お弥彦さま」と、私たちの暮らす野積集落とは深いご縁があります。かつてお弥彦さまが船に乗り越後へ上陸してきた場所が「野積海岸(野積浜)」だったのです。

野積にしばらく留まったお弥彦さまは、村人に藻塩作りや酒作り、稲作などの農耕を指導したと言い伝えられています。

これが元になっているのかはわかりませんが、野積は昔から日本酒の杜氏を多く輩出する村で有名です。

また、弥彦神社で春(4月1日)・秋(11月1日)の年に2回行われる「鎮魂祭」の前には、今でも野積浜で神職が禊(みそぎ)を行い、海藻を持ち帰ります。(3月27日、10月27日)

西生寺から少し下った弥彦山中には、お弥彦さまの奥さまをお祀りする「妻戸神社」もあり、野積の村の人たちが代々お守りしています。

そんなお弥彦さまにご縁のある野積に西生寺はあります。たくさんの参拝客でにぎわう「菊まつり」を鑑賞したあとはもう一足延ばして自然に囲まれた静かな西生寺へ。

展望台でどこまでも広がる日本海の絶景をひとりじめ。ぼけっと景色を眺めのんびりとお過ごしください。お客さんが大好きでとってもフレンドリーな看板ネコの飼い猫タビー(キジトラ/メス/7歳半)も、毎日私と一緒にはりきって「受付寺務所」へ出勤しています(笑。



●画像左…境内に群生するツワブキ
●画像右…弥彦「菊まつり」と「もみじ谷」のパンフレット



【弥彦山スカイライン通行止めに伴い、弥彦神社から西生寺へお車で来られる場合】
土砂崩れで通行止めの「弥彦山スカイライン」は、弥彦神社方面より山頂へは行けますが、山越えをして海側へは通り抜けられません。弥彦山のすそ野をぐるりとまわるようにして国道402号線(シーサイドライン)新潟方面へ向かい、途中の「寺泊野積地区」の「弥彦山スカイライン入口」より弥彦山に入るとそのまま道なりで「西生寺」へ行くことができます。

【弥彦菊まつり(第59回新潟県菊花展覧会)】
期間:11月1日(金)〜24日(日)
開催:弥彦神社境内
観覧:無料
新潟県の初詣客数不動のナンバー1!越後一宮「弥彦神社」で開催される日本最大の菊まつりです。約4000鉢もの作品が神社を彩ります。中でも色とりどりの菊で製作され、毎年参拝者に人気なのが「大風景花壇」です。今年のモチーフは、先月皇居で執り行われた「即位の礼正殿の儀」です。(やっぱりですね〜)

【もみじ谷ライトアップ】
期間:10月26日(土)〜11月24日(日)
時間:午後5時〜午後9時30分


2019/10/18(金)
★弘智法印即身仏を偲ぶ「弘智講」の報告














東日本を中心に広範囲におよぶ台風19号がもたらした爪痕の深さをテレビや新聞で知る毎日です。生活、住居、マイカー、ライフライン、交通網、農作物…本当に被害は深刻で、被災された方々の心痛や苦労を思うと胸が痛みます。

西生寺でも暴風で「樹齢800年の大銀杏」の幹のように太い枝がぼっきり折れたり、焼却炉が崖下に丸ごと転落したり、荒れ果てた境内の後片付け等々多少の被害はありましたが、この程度で済んで良かったと思わずにはいられませんでした。

どうか一日も早い被災地の復旧と、一日も早く被災され方が日常の生活を取り戻せますようにお祈り申し上げます。


さて、10月6日(日)には、弘智法印即身仏さまの法要「弘智講」が今年も開催されました。

リニューアルして3回目となる狠媛箸気鹵羶喚爐離▲奪肇曄璽爐聞庵匚屬任后今年も50名ほどの檀家さんが法要に参加してくださいました。

参加者全員で「智山勤行式」の読経から始まった客殿での「法要」のあとは「住職の法話」です。

弘智講では、毎年少しずつ弘智さまに関する話をしたいと思っているのですが、今年のテーマは「弘智法印即身仏さまの生い立ち」でした。
(※弘智さまの略歴については、前回「おてら通信」をご覧ください)

菩提寺にお祀りされている、国内でもめずらしい「日本最古の即身仏」である弘智さまの事を、檀家さんにも関心を抱いて欲しいしもっと身近に感じてもらいたいと思い、檀家さん中心の弘智講に生まれ変わったわけですが、

集まった檀家の皆さんが住職の「弘智さまの話」を真剣に聞いてくださっている姿を見て、

「弘智法印即身仏さまを通じて檀家さんと菩提寺がつながっているというのは何ともうれしいものだなあ…」

と思いました。

法話でたっぷりと弘智さまの生い立ちやらなにやらを聞いた後には、さっそく境内をぞろぞろと歩いて「弘智堂」へ。絶妙なタイミングで「弘智法印即身仏さまとご対面」です。

薄暗く狭い堂内にゆらめく幻想的なろうそくの炎と住職の読経、おごそかな空気に包まれるなか、弘智さまが御安置されている「厨子」の三簾(みす)がするすると上がり、奴兵に槍で突かれ前にかたむいた姿勢の弘智さまが現れました。

たったいまの法話で知ったばかりの、弘智さまの今日までの波乱万丈の650余年がよみがえり、いつもとは一味も二味も違った思いで弘智さまと向き合い、自然と手が合わさります。

順番に弘智法印即身仏をお参りしたあと、御祈祷した弘智さまのお札授与とお供物を配り、予定通りお昼ちょうどに「弘智講」は終了いたしました。

お斎(昼食)もなく半日で終わる「弘智講」は爐△辰箸いΥ岫爐箸いΥ兇検しかし半日だから参加できるという方も多いのです。きっとこれも犹代爐帽腓辰討い襪里任靴腓Α

檀家のみなさま、本当にありがとうございました。

最後に当日の「住職の法話」よりひとつだけ。

かつて、即身仏になるために大勢の僧侶が厳しい修行を行ったとされていますが、その大半は道半ばで挫折し即身仏になれなかったのだそうです。

その大きな原因は「病」だそうです。

現在のような医療もなく病に倒れ、修行をあきらめ、もしくは亡くなることが多かったのです。弘智さまは昭和34年(1959年)の「学術調査」の結果猊袖い虜跡はなし爐犯縮世靴討い泙后

長期にわたる厳しい修行を行い即身仏となるには、強靭な肉体と精神力はもちろんのこと、猊造某されないという運爐盪ち合わせていないと達成できなかったのだと改めて知るのでした。

私たちと同じ狎舷箸凌祐岫爐任△辰森庵劼気泙、見事に即身仏となられ牘扮鵑瞭体爐鮗蠅貌れたことで、こうして令和の時代も犖耄邯海△蕕燭な行者爐箸靴得犬続け、弘智さまを御信心する者たちの心のよりどころとなっているのです。



●画像左…「弘智講」住職の法話の様子
●画像右…台風19号で折れた「樹齢800年大銀杏」の太い枝

弘智堂のすぐ前にそびえ立つ大銀杏の太い枝(ふたりでも持ち運べないくらい)が折れましたが、さいわいお堂にも石段にも参道にも被害はありませんでした。それどころか狎泙譴殖暇椨爐蓮一番邪魔にならない奥の場所に爐泙襪巴かが運んで置いたみたいに狠舂匹並んで落下していました。(画像)

この不自然すぎる状況に住職と私は「弘智さまが大難を小難にしてくれたのだ」と思うほかありませんでした。もしかしたら弘智さまと長老さまがふたりで力を合わせて夜中のうちに運んでくれたのかもしれません。。。


2019/10/02(水)
★弘智法印即身仏さまの略歴:「鎌倉時代〜令和まで」














10月2日は弘智法印即身仏さまの祥月命日です。今から656年前の1363年10月2日に 3千日にも及ぶ即身仏となるための厳しい修行を終えた弘智さまは、土中に「御入定」されました。

千葉県の農家の次男坊として生まれた弘智さま。子供時代にお寺に預けられて僧侶となり、そのお寺の住職まで務め、仏教伝導の旅で全国を行脚、各地で寺院を建立、高野山でも修行をしました。

その後「即身仏となる決意」をされて当山西生寺の奥の院にたどり着き、修行の地と決め、修行ののち即身仏となられました。

即身仏となられた後も数々の波乱の時代を、その時代の信者の方々に支えられて乗り越え、現在に至ります。

およそ650年という長い年月を、駅伝の爐燭垢掛け爐里茲Δ砲靴涜紂好汽檗璽箸靴討ださった信者の方や寺族がいたからこそ、弘智さまは「日本最古の即身仏」として現存しているのです。

そして令和の時代。爐燭垢爐呂い沺△錣燭靴燭繊塀賛Δ隼筺砲飽き継がれています。そう考えると急にプレッシャーを感じてきますが、そこは気負わず

「弘智さまに守っていただきながら、我々も弘智さまをお守りし、檀信徒の皆さまとの交流を大切に、これからも精一杯お勤めを果たしたい」

と、弘智さまの祥月命日がくると改めて心に誓うのでした。

というわけで、10月6日(日)の「弘智講」で檀家さんにお渡しする資料として「弘智さまの生い立ち」をまとめましたので、今回の「おてら通信」でも爐僂僂鱈爐箸い辰に紹介したいと思います。(これは永久保存版です!)

それではどうぞ!

日本最古の即身仏「弘智法印即身仏」略歴

◆1290年代(鎌倉時代)生まれる
➡千葉県八日市場大浦(現:匝瑳市)鈴木五郎左エ門の次男「音松」として生まれる。
 ※現在も匝瑳市の鈴木家や蓮華寺は健在。

◆幼少時代
➡大浦村の「蓮華寺」に入信、出家して僧となり「真諦(しんだい)」と改名。
 ※「弘智」を名乗るのは、西生寺「奥の院」で即身仏となるための修行を始めたころから。

◆成人してから
➡ずっと蓮華寺の住職を務める。
 ※農家出身の次男坊の身で、一ケ寺の住職になることは、当時としては大変な出世だった。

◆40代後半
➡蓮華寺の住職を辞めて、長年住み慣れた故郷を去る。
 ※原因は檀家さんたちと意見の相違によるもの。(インフラ事業をやると言い出したらしい)
※弘智さまは「真の伝導のためには、中央へ出て仏教護持の大運動を興さん」と考えた。

◆「武蔵野(のちの江戸)」へ
➡武蔵野(四谷)にとどまり民衆に仏教の教えを説く。
➡武蔵野(四谷)に「蓮乗院」を建立、住職となる。
 ※今度こそ落ち着いて過ごすのかと思いきや、数年で住職の地位を捨て寺を去る。

◆50代〜「伝導の旅」で諸国を巡る(およそ7年間)
➡北海道から九州まで、あてもない全国仏教伝道の旅を続け、最終的に西生寺にたどり着く。

◆伝導の旅(その1)
➡「信州・東北地方・北海道」を中心に33ケ寺を建立する。
➡弘智さまが創設した寺院で現存するのは爍灰瓜爐△襦
(上記の「蓮乗院」、青森県北津軽郡一浦村「阿仏坊」、北海道松前町「蓮花庵」)

◆伝導の旅(その2)
➡四国遍路を経て「高野山」で修行。
※当時は「末法思想」の始まるころで、世の乱れや仏教界でも(高野山でさえ)目に余るものがあったとか。

◆「即身仏」となる大いなる決心をして高野山を去る。
 ➡「自身の肉体を残し乱世の衆生を教化する」こと、つまり「即身仏」となる決心をされた。

◆60歳前後〜即身仏となる地を求めて旅立つ
➡相当の量の書物を持ち、悠々と馬の背にゆられ日本海に沿って進む。
➡即身仏となる地を求めて越後に入る。

◆西生寺「奥の院」を気に入る
➡滝があり静かな環境を気に入り、最後の修行「木喰行(もくじきぎょう)」の地と決める。
➡小さな修行小屋を建て、それを「養智院(ようちいん)」と名付ける。
➡ここでついに「弘智(こうち)」と名乗る。

◆即身仏となるため三千日(8年と少し)におよぶ厳しい「木喰行」を始める
➡「穀十穀断ち」、「一字一石経」、「座禅」、一日1万800反の「礼拝行」など。

◆1363(貞治2)年10月2日(70歳前後)「御入定」
➡奥の院の地で座禅を組んだままのお姿で「御入定」される。
➡「われ、終焉の後は必ず遺身を埋葬する事なかれ、このままにして弥勒下生の暁を待つ」

◆即身仏となられて250年間
➡弘智法印即身仏さまは修行の地、奥の院の「小さなお堂」にずっと御安置される。

◆戦国時代(豊臣秀吉)
➡弘智法印さまが、奴(やっこ)兵に槍(やり)で胸を突かれる事件発生。
➡物騒な世の中となり、弘智さまは安全な西生寺敷地内に移される。

◆江戸時代後期(今から約220年前)
➡現在の「弘智法印即身仏霊堂(弘智堂)」建立。弘智さまを御安置。
➡江戸時代ではすでに弘智さまは「有名な存在」で、著名人ほか全国より参拝者がくる。
➡江戸時代の2度の出開帳では「木像のそっくりさん即身仏」で破損や紛失の難を逃れる。

◆明治時代
➡明治時代の「廃仏毀釈」で寺院荒廃の危機。

◆昭和時代〜現代まで
➡戦後「ニセモノ疑惑」。
➡昭和30年代の「即身仏学術調査」で血液型はAB型、生前の病根は無しと判明。

◆時代を越えて受け継がれているもの
➡弘智さまへの変わらぬ御信心。地元の方、全国各地の弘智さまの御信者の方々の参拝。
➡毎年、祥月命日の10月2日に「弘智講」開催 (現在は第一日曜日)。
➡12年ごとの子年(ねどし)に着衣の「御衣替え」を行う。
➡弘智さまの着衣を入れた災い除けの「御護符(お守り)」(300円)。
※当山でいちばん御利益のある手作りのお守り。


以上です。わりと近年の江戸時代や明治時代の即身仏さまと違い、弘智さまはケタ違いに古い時代の方なので、はっきりとした史料が少ないのが残念なのですが、精一杯わかる範囲でまとめてみました。

弘智さま関連は「宝物堂」にも展示されていますので(無料)、ご興味のある方はどうぞご見学ください。(即身仏さまの「御開帳」は、住職のいる時に限りますのでお問い合わせください)



●画像左…奥の院の「座禅石」で修行をされる弘智さま(弘智法印絵巻より)
●画像右…「弘智法印即身仏」が奴兵に槍(やり)で突かれる絵図(弘智法印絵巻より)


2019/09/30(月)
★10月「即身仏拝観のご案内」














お彼岸の中日に日本海を北上していった台風の吹き替えしの風が、ゴーゴーとものすごい音をたてながら激しく境内の樹木を揺さぶっていた時に見上げた夜空には、早くも満天の星々が輝いていました。

荒れ狂っているのは地球の大気圏の話で、はるか彼方の宇宙空間はいつだって静謐(せいひつ)なのだなあ…と妙に納得しました。翌朝、駐車場や道路など境内いたるところ、小枝や葉っぱの狢翩の置き土産爐びっしり…ああ これが現実…。

次の台風も、新潟の上を通過する予想が出ています。10月6日は「弘智講」なので今から戦々恐々です。台風の多いこの時期は仕方がないのですが、我が家を含め各地の被害が最小限で済むように祈るばかりです。

というわけで、住職が法事などで不在となるため10月の『 即身仏拝観が出来ない日時』をお知らせいたします。
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≪住職不在のため、10月の「即身仏拝観」が出来ない日時≫

◆10月1日(火):終日休観。「遍照講(御詠歌)大会」出席のため。
◆10月6日(日):終日休観。「弘智講」のため。
◆10月8日(火):午後2時より休観。「法事」のため。

◆10月14日(日):終日休観。「組寺法要」出席のため。
◆10月15日(火):終日休観。「親族法要」出席のため。

◆10月21日(日):午前11時まで休観。「法事」のため。
◆10月24日(木):午後より休観。檀家さん月経のため。

◆10月27日(日):午後2時すぎまで休観。「法事」のため。
◆10月28日(月):定休日。新潟「弘願寺」護摩供法要のため。

≪即身仏拝観≫
【拝観受付時間】:午前9時半〜午後3時半最終受付
【受付場所】:駐車場「受付寺務所」でお申込みください
【拝観料】:大人(高校生以上)500円、小人(小中学生)300円

≪御朱印≫
住職不在時の「御朱印」は受付寺務所にて狃颪い浸罩爐箸覆蠅泙后(300円)

※「受付寺務所」、見学無料の「宝物堂」は通常通り開いています(28日を除く)。
※境内は自由に参拝できます(こちらも無料です)。
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●画像左右…境内を彩る「彼岸花」
定番の、お不動さまの炎のような朱色とめずらしい白の彼岸花。庫裡の玄関前に咲く白いのは、植えた記憶はないのに2年ほど前から咲き始めました。たった一本ある大きなキンモクセイの木には小さなオレンジ色の花が咲き、花が放つ爐△劉犂邸舛す瓩蠅砲寺はふわふわと包まれています。


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