ビロードのような産毛が可愛い小指の先ほどの小さな蕾(つぼみ)の時からずっと見守ってきた、
『願掛け夏子石』となりの泰山木(たいざんぼく)今年3つめの蕾「ぼんぼんちゃん3号」。
なかなか低い位置では花をつけてくれない泰山木ですが、
ぼんぼんちゃん3号は私の胸の高さという最高のポジションで今年一番期待する特別な蕾でした。
多くの蕾が無残にも雨風でどんどん落下してしまう中、、、
(こんな風に小さなうちに雨風で落下してしまった蕾は10個はありました)
3号ちゃんは私の期待に応えるように悪天候にも耐え抜き順調に成長を続け、、、
ついに先日早朝、
見事に開花を遂げて超かわいくふっくらぼんぼんな大輪の花を咲かせてくれました。
まずは成長した蕾も終盤の、開花へ向けて整い始めた3号ちゃんの様子を…
(一番外側の本物の蕾をガードする「固めの殻」が少し割れました)
(固めの殻がはがれ始めて花弁となる本物のつぼみが出現)
(こんな風に外側の殻がぽろりと剥がれ落ちると、、、)
(本物のつぼみが出現。これから丸3日くらいでいよいよ開花を迎えます)
上の写真の状態から丸2日目の開花する前日27日夕方、
蕾を見ると予想通り「いよいよ明日の早朝に開花だな」と分かったので、
翌朝はカメラを持って立ち会うことに決めて待ちに待った開花にワクワクしながら就寝。
(外の殻がむけて2日目、明日早朝が開花と予感がした時のつぼみ)
(画像左端中央にある胸の高さにあるつぼみが今回開花するぼんぼんちゃん3号です)
(花弁となる1枚の花びらが「線」みたいにして見えます)
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それではお待たせしました!
6月28日早朝5時40分から大輪の花弁が開ききる6時半までの50分間のドラマ、
うっとりするような甘酸っぱい芳醇な良い香りを力強く放ちつつ、
泰山木の1輪のつぼみの神秘的かつ幻想的な静かな開花シーンをどうぞ。。。
そうそう、夜明け4時半ごろから開花が始まっていたらしく、
私が行った5時40分ごろにはすでに5ミリくらい「口」が開いていてとても良い香りが漂っていました。
昨年は「ぼんぼんちゃん35号」まではがんばって数えたんですけど
途中でカウントを断念するくらいに次から次へとたくさんの大輪の花を咲かせてくれました。
しかし今年は何度も入念に木をチェックしてもほかに蕾は見当たらず、、、
どうやら3号ちゃんでお花は終わりのようです。
その代わりに、
春夏秋冬ほぼ毎日の「私の声かけや見守り」に応えてくれるかのように、
目の前の低い位置に蕾をつけてくれて私だけに神秘的な開花SHOWを見せてくれました。
ちなみに私が最高大好きないちばん可愛い姿、ふっくら丸い雪洞(ぼんぼり)の状態なのは早朝だけです♡
今回の3号ちゃん開花でふくらみ加減「ベストぼんぼん」はこの2枚!
ぼんぼんちゃん3号の晴れ舞台でもある開花日はずーっと待ち焦がれた日でもあり
良い香りに包まれながら朝からとても満たされた幸せな気持ちになりました。
花が終わり実になって落下せず最終的に赤い種をつける段階にまで到達できるのは
毎年わずかに1,2輪ほどと相当に‶狭き門‶だけど、、、
(最後の最後、この赤い実は野鳥が全てさらって行きます)
これからも3号ちゃんを見守っていきたいです。