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弘智法印即身仏さま修行の地「奥の院 」へ!!

2022.10.22
境内散歩

 

境内に群生しているツワブキの花が柔らかい秋の日差しに映えています。

 

 

 

当山にお祀りされている弘智法印即身仏は今から659年前の1363年10月2日、

土中にて御入定された日本最古の即身仏です。

 

前回の「弘智講」に続き今回も‶弘智さま特集‶ということで、満を持しての「奥の院特集」です!

 

西生寺の場合の「奥の院」とは、

弘智さまが即身仏となるための3000日にも及ぶ厳しい修行(木喰行)をされて

最後に御入定を果たされた場所の事です。

 

西生寺の境内といっても「飛び地」になっていて、

2つの滝に囲まれた弥彦山奥地の静かな場所にあります。

 

山奥だし飛び地だし整備もなかなか行き届かず、

長い間ベールに包まれてその存在が表に出ることはほとんどなかった当山の「奥の院」。

 

 

しかーし、檀家総代さんの「奥の院」に対する強い想いにより

 

『弘智講の日に檀家みんなで弘智さま修行の地‶奥の院‶へ行こう!プロジェクト』

 

が始動、

 

10月2日の「弘智講」に合わせてこの夏に2回、

総代さん以下役員さん&地元野積の檀家さん数名で「藪の草刈り」と「除草剤まき」を行い、

 

奥の院までの道やその先の2つの滝までの道を整備しました。

 

 


(檀家総代さんお手製の「奥の院Map」も完成)

 

 

そしてついに迎えた今年10月2日の弘智さまご縁日「弘智講」の日、

 

希望する檀家さん総勢20数名での「奥の院参拝」が叶ったのでした。

 

 


(西生寺から「奥の院」出発地点の🅿弥彦登山入り口まで徒歩で下って行く檀家の皆さん)

 

 

日本各地で布教活動をして回り高野山で修行を終えて、

最終目標の即身仏になるための修行の地を探し求めて旅をしていた弘智さま。

 

弥彦山の峠を越えた辺りで「ブッポウソウ♪」と鳴く野鳥の声に導かれて

たどり着いたのが‶岩坂‶という場所、そう「奥の院」です。

 

弘智さまは、

 

「静かだし滝もあるし即身仏の修行をするには最高の場所だ」

 

とたいそう気に入り‶最後の修行の地‶とする事を決意して西生寺の許可をとりました。

 

それから8年以上に及ぶ木喰行を見事に成し遂げて御入定をされたのでした。

 

そんな「奥の院」とはいったいどんな所なのでしょう?

 

さっそく「奥の院」へ行ってみましょう。

 

 

 

 

出発地点は西生寺を下った地点にある

弥彦山登山MAP『弥彦山裏参道案内図』の右側に広がる「🅿登山者専用駐車場」です。

 

 

 

 

 

 

地元「野積の自治協議会」と「寺泊野積雪割草を愛する会」が設置したこの地図でも

「奥の院エリア」が紹介されていますので

まずはこちらをご覧いただくとなんとなくの場所が分かるかと思います。

 

 

拡大してみましょう。

ポイントはお堂の両側に滝があるということです。

 

 

 

それでは山に入って行きます。

 

 


(前方のちょっとビックフットっぽく見える人は住職。怪しい人影じゃありません)

 

 

しばらく進むとこんな看板が出てきます。

 

 

 

 

この看板の右側の山道を進みます。

 

 

 

 

小さな川を渡ります。

 

 

 

 

ぐんぐん坂道を登って行きます。

 

すると右手に「奴石(やっこいし)」が登場しました。

 

 

 

 

即身仏になった弘智さまを‶化け物‶と思って槍で突いた奴が石になったと言い伝えがあります。

 

 

さらに登って行きます。

 

 

 

 

石段を登って開けたエリアに出ると一番奥に小さなお堂が見えてきました。

 

 

 

 

ついに『奥の院エリア』に到着で~~す。

(お寺から徒歩15分、山登り専用駐車場から徒歩10分ちょい)

 

 

弘智さまはこのお堂の位置に「養知院」という修行の小屋を建て、ここで暮らしながら修行をされました。

 

 

 

 

お堂前にはお地蔵様もいらっしゃいます。(ヘッドが…)

 

 

 

 

何度か立て直されたそうですが今のお堂は昭和初期ぐらいじゃないかと住職。

 

 

 

 

 

 

 

お堂は閉まっていて中を覗き見ることはできません。

 

 

 

 

奥の院には弘智さまが修行をされていた2つの滝『不動の滝』『龍神の滝』もあります。

 

まずはお堂の右側を進み『不動の滝』へ行ってみましょう。

 

不動の滝へ行く途中に弘智さまがここに座って修行をされていたと伝わる『座禅石』があります。

 

 

 

 

ちょうど座禅を組んで座るにはぴったりサイズの平たくて長細い石です。

 

 

 

 

座禅石で座禅をする弘智さまのイメージはこんな感じ。

 

 

 

 

弘智さまは座禅石で座禅を組み、午前中は不動の滝、午後は龍神の滝で行をしたと伝わっています。

 

 

そのまま進み、少し行った先の終点が『不動の滝』です。

 

 

 

うーーーん、滝と言っても水量が…

 

かつてここに滝がありました…って感じですねー。

 

 

 

じつは不動の滝もこれから行く龍神の滝も

 

住職が子供の頃はバンバン水流があって立派な滝だったそうですが、

 

「弥彦山スカイライン」が出来てから水流が遮断されてしまい年々細ってしまったそうです。

 

 

元来た道を戻り今度はお堂の左側の道を登ってメインの『龍神の滝』へ行ってみましょう。

 

 

 

 

これまでの道のりで一番急な登り坂が続きます。

 

 

 

 

足元に気を付けながら歩くこと5分、坂を登り切るとようやく『龍神の滝』に到着しました。

 

 

 

 

奥の院の中でも最奥地で静寂に包まれた「龍神の滝エリア」は自然の霊気を感じるパワースポットです。

 

 

そしてこれが現在の龍神の滝です。

 

 

 

 

水量が少ないですが水が流れているのを確認できました。

 

 

 

 

そして、龍神の滝の向かい側には『龍神大神』を祀る祠があります。

 

 

 

 

石段を登ってみましょう。

 

 

 

 

洞窟風に岩がせり出した場所にお祀りされた龍神さま。鳥居が印象的です。

 

 

 

 

弘智さまの御神酒(弘智酒)をお供えしました。

 

 

 

 

かつてこの地に弘智さまが暮らし、目の前にある滝の水に打たれ、

 

即身仏となるためのストイックな修行をされていたというのをリアルに感じることができました。

 

元来た道をゆっくりと下り出発地点の「🅿登山者専用駐車場」が見えてくると

 

無事に下界に戻ったようでなんだかほっとしました。

 

皆さんお疲れさまでした~

 

**

 

いかがでしたでしょうか。

 

「奥の院」はどなたでも簡単に行ける場所ではありませんが、

 

興味の湧いた方は天気の良い日を選んでぜひお参りしてみてください。

 

西生寺駐車場の受付寺務所で「奥の院Map」をご用意していますので声をかけてください。

 

アドバイスとしては正直、かなり寂しい場所なので私はひとりで行く勇気はありません。

 

それと秋まで蚊がいるし、うっかり蜘蛛の巣が顔にかかるし、杉の枝につんのめりそうになるし、

 

雨が降った後は足元もかなり悪いので(泥濘地帯あり)

 

それなりの靴や服装で挑んでくださいねー。

 

 

 

 


(修行中「五穀十穀断ち」をしていた弘智さまも食べたであろう秋の味覚‶むかご‶。
今年もたくさん収獲できました。塩ゆで、むかご飯、素朴な山の風味がたまりません。地酒にも合う~)

 

即身仏ご縁日に「弘智講」が開催されました。
晩秋の西生寺「境内紅葉2022」

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